更新日: 2023.09.04 その他暮らし

「手洗い」から「食洗機」に変えると年間いくら節約になる?食洗機の方が省エネ!?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「手洗い」から「食洗機」に変えると年間いくら節約になる?食洗機の方が省エネ!?
料理や食事をしたあとは、食器洗いに手間と時間を取られて、負担に感じている方もいらっしゃるでしょう。
 
近年、自動食器洗い乾燥機(以下食洗機)の普及率が高まりつつあり、マイボイスコム株式会社の調査によると、自動食器洗い機の所有者は、3割ほどいることが分かりました。
 
しかしなかには「食洗機は電気代が高いのでは?」というイメージを持っている人もいるかもしれません。
 
そこで今回は、食洗機と手洗いでは、光熱費にどれほどの差が出るのかをまとめました。さらに、食洗機の選び方や、使用することで得られるメリットをご紹介します。
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食洗機は手洗いよりも省エネ!?

北海道経済産業局によると、食洗機は、手洗いよりも光熱費を抑えられるとのデータがあります。光熱費の使用量と費用は、表1のとおりです。
 
表1(1年間での使用量)

食洗機 手洗い
電気 525.20キロワットアワー
水道 10.80立方メートル 47.45立方メートル
ガス 81.62立方メートル
光熱費合計 約2万2791円 約3万740円

※経済産業省 北海道経済産業局「実践!おうちで省エネ」をもとに筆者作成
 
表1は、食洗機・手洗いを、ともに1日2回行った場合の値です。光熱費は、地域や使用している会社・プランによって異なるため、あくまで目安として参考にしてください。
 
両者の差額は7949円であり、食洗機のほうが、光熱費を節約できることが分かりました。
 

食洗機を利用することでのメリット

しかし、食洗機を使用するとなると、購入する際の初期費用や、万が一故障してしまったときの修理費などを心配する人もいるでしょう。
 
食洗機を導入することで得られるメリットは、節約だけではありません。

●手洗いよりもキレイに洗いあがる
●除菌効果で食器を清潔に保てる
●家事の時間や手間を減らせる

食洗機を使うことで、節約以外にも、上記のメリットが期待できます。
 
特に仕事や育児で忙しい人は、家事の時間や負担を減らせることは、大きなメリットといえるでしょう。
 

食洗機を選ぶ際のポイント

食洗機と一口にいっても、種類や価格帯は商品によってさまざまです。ここでは、食洗機を選ぶ際のポイントをご紹介します。

●設置タイプ
●サイズ
●扉の開け方
●機能や内部の構造
●価格

食洗機には大きく分けて、「ビルトイン型」と「据え置き型」の2タイプがあります。ビルトイン型は、システムキッチン内に設置されるため、置き場所に迷わなくて済みます。大容量なものが多く、一度にたくさんの食器を洗えるため、家族で使用する場合におすすめです。
 
しかし、設置工事が必要であり、キッチンによっては設置できない場合もあるため、注意が必要です。
 
対して据え置き型は、キッチンカウンターなどに置けるタイプの食洗機で、設置工事が比較的簡単に済みます。初期費用を抑えて導入できますが、ある程度、置き場所の確保が必要になります。
 
食洗機は、使用環境や家族の人数に合わせて選びましょう。メーカーによって、機能や食洗機内の構造が異なるため、実物を見て、使いやすさを確認すると安心です。
 

食洗機は手洗いよりも省エネ! 家事負担の削減も期待できる

結論として、食洗機は、手洗いよりも省エネであることが分かりました。
 
使用環境や使い方、使用する製品によって、どれだけ節約できるかは異なります。食洗機を導入するには、初期費用がかかることや、故障した際には、修理費がかかることを、懸念する人もいるでしょう。
 
しかし、食洗機を導入することで、経済面だけではなく、家事の時間や負担の削減にもつながります。今まで食器洗いに費やしていた時間を、自分や家族のために使うことによって、生活にゆとりが生まれるでしょう。
 

出典

マイボイスコム株式会社 MyEL「自動食器洗い機に関するアンケート調査(第8回)」
経済産業省 北海道経済産業局 「実践!おうちで省エネ」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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