更新日: 2023.09.06 家具・片付け

片づけの美学151 カラーボックス3段|購入・設置・使い方の徹底活用法

執筆者 : 奥野愉加子

片づけの美学151 カラーボックス3段|購入・設置・使い方の徹底活用法
カラーボックスは、手軽な価格と組み立てやすさで、インテリアや収納にとても役立つアイテムです。シンプルな形、優れた耐荷重など機能性の高さも魅力で、使い方はさまざまです。
 
その中でも、今回はカラーボックス3段に注目してみたいと思います。導入する時に気をつけるポイントや便利な使い方など活用法をご紹介します。
奥野愉加子

執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)

美学のある暮らし 代表

整理収納アドバイザー認定講師。(photo:キャラバンサライ)
奈良生まれ。大学では生活環境学部にて建築やインテリアを学び、英国インターンや建築設計会社勤務を経て、2011年より愛知県で結婚生活をスタート。長男出産後、夫の赴任で2年間のドイツ生活を経験。帰国後の現在は建築家デザインの家で暮らす、5歳と2歳の男児の母。子育てがひと段落したら、建築や暮らしに関連するような仕事をしたいと考え、「一般社団法人ハウスキーピング協会」の整理収納アドバイザーの資格を取得。認定講師として資格取得のための講座を定期的に主催している。

<美学のある暮らし>

https://www.bigakurashi.jp

カラーボックスを購入する時のポイント

カラーボックスを購入する時、注意するポイントをご紹介します。

・サイズ
・ 色
・ 組み立て方

選択肢がたくさんあるので、カラーボックスに求める性能は決めておきたいところです。
 
例えば、サイズ。幅はもちろん、高さもメーカーによって違います。3段の場合、高さは88~100cm程度と差があります(高さは一例です)。
 
基本の白・黒、他にもウッド調やカラフルな商品など多様です。1段ずつの高さを調節できたり、固定されていたりする商品もあります。高さ調節の商品は、可動できるメリットがある一方、固定の商品に比べて、重さに弱くなります。
 
本など重いモノを入れる場合は、棚板固定の商品のほうがおすすめです。購入時から重いモノを入れる予定の場合は、耐荷重が大きいカラーボックスもあります。耐荷重量をチェックしてから購入するとよいでしょう。
 
組み立て方も各メーカーでアレンジがあります。簡単に作れることを重視した商品もあります。これは力の弱い人や女性におすすめです。手持ちの道具・組み立てる人の力量を考えて購入しましょう。
 

カラーボックスを使う時に注意したい3つのポイント

カラーボックスを使う時に注意したいポイントは、3つです。

・組み立て時
・耐荷重
・ホコリ

組み立てる時は、しっかりネジを締めましょう。すべてのネジを締めてから、再度確認して、できる限り強く締めることが大切です。
 
また、最後のひと回しがとても重要です。使っているうちに、荷重は重くなるものです。限界を超えると、カラーボックスがゆがんだり、棚板が落ちてしまったりすることもあります。
 
最後に注意したいのは、ホコリです。カラーボックスは扉のないオープン状態。特に1番下の段はホコリが入りやすくなります。ボックスやカゴを使って、まとめてモノを収納したり、大きめのモノを収納したりするなど、掃除のしやすさも考慮したいポイントです。
 

カラーボックスの3つの使用例

カラーボックスの使用例を3つご紹介します。

(1) 本棚として
(2) クローゼット内の整理棚として
(3) 子どものおもちゃ棚として

 

(1) 本棚として(カラーボックス使用例)

シンプルでムダのない形のカラーボックスは、室内で家具として使えます。その中でも本棚として利用することも多いでしょう。
 
耐荷重を考えて、入れすぎない・詰めすぎないが、カラーボックス長持ちのコツです。上段・中段にはもっともよく読む本や軽めの本を入れましょう。下段には、図鑑など重い本がよいでしょう。
 
ホコリ進入を防止するため、奥に押し込まず、ボックスの手前ぎりぎりに本の背表紙をそろえましょう。
 

(2) クローゼット内の整理棚として(カラーボックス使用例)

カラーボックスを使って、クローゼットや押し入れなど大きい収納を区切ることもできます。大きい収納が使いづらいなと感じている場合は、カラーボックスを入れることでクローゼット内にメリハリが出て、使いやすくなります。
 
バッグや帽子などの大きな小物やアクセサリーなど小さなモノもたくさん収納できます。
 
上段には、もっとも使うアイテムを入れましょう。下段には使用頻度が低いモノがおすすめです。ただ、そのまま入れてしまうと、置き場所を忘れてしまう可能性があるので、小物のグループごとでボックスにまとめて収納しましょう。
 

(3) 子どものおもちゃ棚として(カラーボックス使用例)

カラーボックスは子どものおもちゃを収納するのにもぴったりです。子どもの成長に合わせて、手軽に増減できるのも魅力です。
 
カゴやファイルボックスを使って、おもちゃの出し入れを子ども自身でできるような工夫を模索したいですね。
 
カラーボックスは縦に置くだけでなく、横に倒して設置もできます。子どもの年齢や設置スペースに合わせてアレンジを楽しみましょう。子どもの背丈によっては、下段がもっとも見やすいこともあります。その場合、上段は見えづらい場所になります。サイズの大きなおもちゃを置いてあげるなど、年齢によって工夫がいきます。
 

カラーボックスを徹底活用して整理収納

カラーボックスは手軽な収納家具として多くの自宅にあるアイテムです。選択肢がたくさんあるので、使い方に合わせて選びましょう。きっと、ご自宅の整理収納がもっと便利になりますよ。
 
執筆者:奥野愉加子
美学のある暮らし 代表

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