更新日: 2023.09.08 その他暮らし

大幅に節約するなら、「シャワー」だけで済ますのが正解?家族構成によってお風呂の節約方法は違う?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

大幅に節約するなら、「シャワー」だけで済ますのが正解?家族構成によってお風呂の節約方法は違う?
お風呂をシャワーだけで済ませれば、湯船につかる場合と比べてどのくらいの節約になるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
 
東京都水道局によると、家庭での水の使用量はお風呂に4割ほど使われているため、お風呂の入り方を変えるだけで節約につながる可能性があります。そして、シャワーだけで済ますとどのくらいの節約になるのか知っておけば、より生活費を抑えられるでしょう。
 
今回は入浴をシャワーで済ませれば、湯船につかる場合と比べてどのくらいの節約につなげられるのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

湯船とシャワーの水の使用量

浴槽で全身浴をするために湯船に水を入れた場合、150〜200リットルの水が必要です。
 
これはシャワーを15分間出しっぱなしにした時と同じ量となるため、15分以内にシャワーを終えられるなら、シャワーの方が水道料金は抑えられます。
 
地域によって異なりますが、水道料金の目安としては150〜200リットルで20〜50円ほど。ひと月(30日)で計算すると入浴にかかる水道料金は600〜1500円ほどかかっていると考えられます。
 

シャワーで済ませて節約できるのは、どの家族構成?

家族構成によって、入浴をシャワーだけで済ませて節約できるかどうかが変わります。
 
それぞれどの家族構成であれば節約になるかを知っておきましょう。
 

ひとり暮らしの場合

ひとり暮らしで入浴をシャワーだけにすると、最も節約につながります。
 
ただし15分以内でシャワーを終わらせるのが条件で、こまめにシャワーを止めるように心がければ、より節約できるでしょう。
 

二人暮らしの場合

二人暮らしであれば、シャワーだけで済ませても、湯船に水を入れた場合でも、それほど違いはありません。
 
体を温める必要のない夏場で、シャワーをさっと浴びるだけならシャワーだけの方が節水できます。ただし、二人分と考えるなら節約としてシャワーだけで済ますのはあまり意味がありません。
 
湯船に入る場合は、間隔をあけないようにすればガス代や電気代も節約できます。二人暮らしの場合であれば、節約のためといって、無理にシャワーだけにする必要はないでしょう。
 

三人家族以上の場合

三人家族以上であれば、シャワーのみよりも湯船につかる方が節約になります。
 
三人以上で15分以内にシャワーを終えるのは難しいため、湯船に水を入れて間隔をあけずにお風呂に入る方が節約につながります。
 

節約につながるお風呂習慣とは?

入浴をシャワーだけにするのは、ひとり暮らし以外の場合、あまり意味がありません。しかし、工夫次第で、節約につなげられるお風呂習慣があります。下記で紹介していきます。
 

こまめにシャワーを止める

体や頭を洗っている最中は、シャワーのお湯をこまめに止めるなどすれば節約につながります。
 
季節によっては二人暮らしでも、こまめに止めれば15分以内に入浴を終えられるでしょう。ただし、三人以上の家族になるとあまり意味はないかもしれません。
 

シャワーヘッドを変える

従来のシャワーヘッドを、節水型シャワーヘッドに変えれば節約につながります。
 
手元に止水スイッチがあるタイプなら、よりこまめにシャワーを止められるため、そうでないタイプに比べるとかなりの節水効果を得られます。
 

湯船のお湯を再利用

湯船にお湯をはる場合、一度に150〜200リットルもの水を使用しますが、この残った水を再利用すれば節約につなげられます。
 
例えば、洗濯や浴室の掃除に使ったり、庭木への散水や洗車に使ったりすることが可能です。これらに約半分量の90リットルを再利用すれば、月々650円ほどの節約につながります。
 
あらゆる場面で水を使用する機会は多くあるため、工夫次第では家計にも環境にも配慮できるでしょう。
 

入浴の「節約」は工夫次第

入浴をシャワーのみにして節約につなげられるのは、基本的にひとり暮らしの場合のみといえるでしょう。
 
しかし、浴槽に残った水を再利用するなど工夫すれば、家族構成に関係なく節約ができる場合もあります。家族構成や生活スタイルから、どの入浴方法が節約になるかを考慮し、家計への負担を減らす工夫をしてみるとよいでしょう。
 

出典

東京都水道局 水の上手な使い方
 
※2023/9/8 記事を一部修正いたしました。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集