更新日: 2023.09.20 子育て
【約304万円】子どもの結婚式費用を捻出したい!毎月どれくらい積み立てる?
今回は、結婚費用を貯めるには、毎月いくら積み立てる必要があるのかについて、解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚式の相場はどれくらい?
結婚式の費用負担を考える場合に、まずは、結婚式に必要な金額の相場について、把握しておきましょう。
バブルの時代に挙げた結婚式の平均額は、1987年に調査された京王百貨店の報告によると、およそ700万円だったようです。では、令和時代の結婚式の相場をみていきましょう。
結婚式の相場は約304万円
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」によると、結婚式費用の相場は約304万円です。
35年前の結婚式費用と比較すると、半分以下まで相場価格は下がっていますが、バブル時代よりも税金の負担率は上がり、かつ実質的な手取り給与が下がってきているため、若年層には、304万円の平均相場を高いと感じるカップルもいるでしょう。
また、結婚式だけではなく、ほかのイベントでも出費がかさむため、両親からの支援はありがたいものです。
結婚式以外の相場を5件紹介
また結婚式以外にも、結婚にかかわるお金は多岐にわたります。結婚にかかわるお金の相場については、以下のとおりです。
項目 | 平均金額 |
---|---|
結納式・顔合わせ食事会 | 結納式:16万6000円 結納金:98万8000円 顔合わせ食事会:6万6000円 |
婚約記念品 | 婚約指輪(新郎から新婦へ):35万8000円 婚約記念の返礼品(新婦から新郎へ):13万4000円 |
新婚旅行 | ハネムーン旅費:29万6000円 お土産代:4万3000円 |
新生活 | 新規購入したインテリア・家具代:24万4000円 新規購入した家電製品:28万8000円 |
結婚式の二次会 | 会場代:20万4000円 |
※「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」「新婚生活実態調査2023(リクルートブライダル総研調べ)」を参考に筆者作成
表を見ると、結婚式以外にも多くの出費があり、親心としては、どうにかして援助してあげたいと考えるのも、無理はありません。
結婚式の費用を、親はどの程度負担しているの?
結婚式には多額の費用がかかりますが、現代の親世代は、子どもの結婚式のために、どの程度まで資金援助しているのでしょうか。全額は援助してあげられないにしても、ほかの親と同じように、少しでも援助してあげたい場合には、相場把握は重要です。
親や親族の半分以上は結婚式の費用負担している
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2022」によると、結婚式を挙げたカップルの半分以上は、親や親族が子どもに対して、資金援助していることが分かります。調査対象には親族が含まれているものの、多くの親が子どものために、何かしらサポートしているようです。
親・親族の負担額の相場は117~185万円ほど
また、「ゼクシィ結婚トレンド調査2022」によると、親や親族が結婚式のために援助している資金額の相場は、100〜200万円未満が多い傾向です。次に多い相場の金額は、200~300万円未満で、調査対象のうち、71.9%の親や親族が、子ども世代のカップルに資金援助していることがうかがえます。
同調査より、子どもの結婚式に対して、親族はかなりまとまった金額を援助していることが分かるため、事前に貯金しておくことが大切です。
結婚式の援助のためにできることとは?
それでは、子どもが結婚式を迎えるまでに貯金する場合は、月々、どの程度の金額を積み立てる必要があるのでしょうか。ここからは、具体的な金額と積立期間を考えながら、シミュレーションをしてみましょう。
積立期間が20年の場合は、毎月8300円程度
例えば、50歳ちょうどのタイミングで、子どもが結婚式を挙げると仮定します。積立期間を20年と設定した場合、30歳から、結婚式の費用援助のための貯蓄を始める必要があります。具体的な金額の計算は、次のとおりです。
資金援助額 | 計算 |
---|---|
200万円程度 | 1年あたりの貯金額:10万円 1ヶ月あたりの貯金額:約8300円 |
100万円程度 | 1年あたりの貯金額:5万円 1ヶ月あたりの貯金額:約4200円 |
※筆者作成
積立期間が20年のように長期間できる場合は、月々の金額は少額で収まりますが、積み立て開始のタイミングが遅くなればなるほど、月々の貯金額は大きくなるため、早めの対応が必要です。
まとめ
昔と比べて、結婚式の1回あたりの相場金額は下がっていますが、少しでも子どもの負担を減らすためには、親世代も、ある程度のまとまった金額の貯蓄が必要です。
積み立てを早く始めれば、1ヶ月あたりの金額は少額で済むため、可能であれば早めに、積立貯金を開始しましょう。
出典
株式会社リクルート リクルートブライダル総研 新婚生活実態調査2023
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査 2022 首都圏
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー