更新日: 2023.09.26 その他暮らし
職場の飲み会で、新卒は「お酌」や「グラスの空き」を気にするべきですか? 正直ぜんぜん楽しめないので、会費を払いたくありません…
これから職場で良好な人間関係を築いていくためにも、どのように立ち振る舞うのがベターかを押さえておきましょう。今回は、新入社員の飲み会でのマナーや注意点について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お酌やグラスの空きを気にすべきかは社風次第
飲み会では、グラスが空になった人にお酒を注いだり、追加の注文を気にしたりするのがマナーだといわれることも珍しくありません。
そのため、特に新人の場合は誰よりも気配りが求められてしまう可能性はあります。大人数の飲み会の場合は、常に気を配りながら動き回ることになるため、落ち着いて会話や飲食も楽しめないと思う人もいるはずです。
もし、飲み会がまったく楽しくなく会費を払うのがばからしいと感じている場合は、無理に毎回参加する必要はないでしょう。
歓送迎会や忘年会など、重要な飲み会にだけ顔を出せば良いでしょう。ただし、職場によっては飲み会の席は「無礼講」といわれることもあります。またハラスメント防止の観点から、新人にかつてのような気配りをあえて求めない会社もあるなど時代は変わりつつあります。
新卒ならではの飲み会でのメリット
新卒の場合、立場的にさまざまな気配りを求められることも多いため、面倒に感じる人もいるかもしれませんが、飲み会に参加するメリットにも目を向けてみましょう。
・飲み代が安く済む
新卒の場合は、飲み代は上司や先輩からおごってもらえたり、会費制でも少なめに設定されていたりすることも少なくありません。これは、給与が少ない新卒に対しては、負担が軽くなるように配慮されているものです。
・職場での人間関係が良好になる
お酌やグラスの空き具合を気配りすることで、上司や先輩に対する敬意を示せます。周囲にも「気が利く新人」とアピールできますし、職場での人間関係を構築するきっかけにもなるかもしれません。
お酌をするときには、勝手に注ぐのではなく「次はどうされますか?」など、相手に確認すると好印象が期待できます。お酌などでの交流を通じて、自分の人柄や特徴なども知ってもらえる機会が増えることもメリットの一つです。
新卒が飲み会に参加する際の注意点
飲み会に参加するときには、以下のような点に注意しましょう。
・座る位置に配慮する
新卒が飲み会に参加する際には、まず上役の席を確認するようにしましょう。一般的に、職場で一番下の立場にあたる新卒は下座に座るのがマナーとされています。
そのため、自分の好きな席を勝手に選んでしまうと悪印象へとつながりかねません。たとえ悪気がなかったとしても上座から新卒にお酌をされると気分を害するような年配者もいます。
・感謝の気持ちを忘れない
結果的に上司や先輩方におごってもらうとしても、お金を出す姿勢を見せることは大切です。「新卒だから全額・多めに払ってもらうのは当然」という態度は慎みましょう。
相手にお金を出してもらったときには、その場はもちろん、翌日出社した際に「ごちそうさまでした」「ありがとうございます」などとお礼を述べることが大切です。飲み会の場では酔っていて聞き流されている可能性もあるため、翌日に再度感謝の気持ちを伝えると好印象につながります。
飲み会やお酌は強制ではないため参加するかは自分で判断しよう
飲み会への参加や、新人としてのお酌は強制されるものではなく、あくまでもマナーや気配りとして行うものです。気配りしすぎて飲み会をまったく楽しめず、さらに会費までかかるのがキツイと感じられる場合は、参加しないのも一つの選択肢といえます。
ただし、不参加の場合は事前に上司や先輩にお断りを入れるなど最低限の礼儀は心がけましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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