幼稚園の「保護者会費」が年間2万4000円!支払う義務はあるのでしょうか…?
配信日: 2023.09.30
そこで今回は、保護者会費には、支払いの義務はあるのかどうかを解説します。さらに、保護者会費はどのような用途に使われているのかとか、支払うことでのメリットはあるのかなどをまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
保護者会費に支払いの義務はあるのか
前提として保護者会費とは、保育園や幼稚園自体が徴収しているものではなく、保護者会が必要として集めているお金です。そのため、法令上での支払いの義務は発生しません。したがって、支払わないからといって、保育園や幼稚園を退園しなければならないことにはなりませんので、安心してください。
また、強制的に費用を徴収することはもちろん、保護者会やPTAなどに、強制的に参加させることも、法に則していないとされています。
保護者会費は何に使われているのか
「保護者会費は支払っているけれど、何に使われているのか知らない」という人もいるかもしれません。
保護者会費は、子どもたちが参加する行事やイベントを支えるために、役立てられています。用途は、施設によって異なりますが、例えばクリスマス会のプレゼントや、行事やイベントでの出し物などに使われていることが多いようです。
保育をするうえで必要な経費というよりかは、イベントや行事を充実させて、子どもたちの楽しみのために使われるというイメージです。
保護者会費の支払いは自由ですが、支払っていないにもかかわらず、毎回イベントに参加して、プレゼントをもらっている場合は、ほかの保護者たちに、不満が発生する原因になりかねません。
月に数百円とか、年間数千円ほどであれば、大きな負担に感じることは少ないかもしれませんが、あまりに会費が高い場合は、事前に相談してみてもよいでしょう。
そもそも保護者会の目的や活動内容とは?
保護者会は子どもたちがよりよい環境で過ごせるように、保育園と保護者の間で意見を交わし合うという目的があります。ほかにも、保護者同士の親睦を深めるという意味合いもあるでしょう。
活動内容は、施設によって異なりますが、イベントの開催や手伝いだけではなく、ボランティア活動として、園の掃除や草むしりなどを実施しているところもあるようです。
保護者会費には支払いの義務は発生しない
保護者会費には、支払いの義務は発生しないため、経済的に支払いが困難な場合や、活動内容や会費に納得できない場合は、拒否しても問題ありません。
保護者会費には、子どもの園生活を充実させるという目的があり、子どもたちのイベントや行事を盛り上げたり、保育環境を整えたりするために役立てられます。
しかしなかには「断りにくい……」などと、感じる人もいるかもしれません。会費が高いと感じる場合には、断る前に、役員に相談してみましょう。会費が見直されるかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー