更新日: 2023.09.30 その他暮らし

「犬」VS「猫」一緒に暮らす場合どのくらい費用がかかる? ポイントや注意点も解説!

「犬」VS「猫」一緒に暮らす場合どのくらい費用がかかる? ポイントや注意点も解説!
引っ越しなどを契機に、ペットとの暮らしをかなえたいと思っている人もいることでしょう。
 
ペットと暮らすとなると、気になるのが費用です。犬や猫と暮らす場合にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。この記事では、犬と猫にかかる生涯経費や主な費用の項目、また一緒に暮らす場合のポイントや注意点について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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犬の生涯必要経費と主な費用項目

一般社団法人ペットフード協会の「令和4年 全国犬猫飼育実態調査」によると、2022年の犬全体での平均寿命は14.76歳で、それによって算出された生涯必要経費は約252万円です。
 
ただし、犬の場合は品種によって体格が大きく異なるためそれによる差も見られ、中型・大型犬では平均寿命は13.81歳で生涯必要経費は約306万円となります。
 
年間費用や具体的な項目についてはアニコム損害保険株式会社の「2022最新版ペットにかける年間支出調査」が参考になります。同調査によると、1年間で犬にかかる費用は約36万円という結果でした。
 
こちらは同社のペット保険契約者のアンケートをもとにした結果であり、ペットに対する意識が高い人が比較的多く含まれていると考えられます。費用内訳のトップ3は多い順に治療費、フード代、シャンプー・カット・トリミング料でした。
 

猫の生涯必要経費と主な費用項目

前述のペットフード協会の調査によると、2022年の猫全体の平均寿命は15.62歳、生涯必要経費は約132万円です。こちらも、アニコム損害保険会社の調査での年間費用を見てみましょう。同調査によると、1年間に猫にかかる費用は約16万円とのことです。
 
費用内訳のトップ3は多い順に、フード代、治療費、ペット保険料でした。犬との大きな差は、猫の場合は長毛種などではない限り、基本的にはセルフグルーミングが可能なため、シャンプーやトリミングといったケア費用がほとんどかからない点です。
 
また、犬と違って飼い主と外出することは少ないため、交通費や洋服代も大きく抑えられています。
 

犬や猫と一緒に暮らす場合のポイントや注意点

犬と猫と一緒に暮らす際には、それぞれの習性を理解し、ストレスがたまらない生活や環境づくりを心がけることが大切です。品種や年齢によっても異なってきますが、主には以下の点に気を付けましょう。
 

・犬と暮らすときのポイントや注意点

一般的に、犬は外での散歩や運動を好みますので、適度に散歩に連れ出したり、ドッグランで遊ばせたりさせましょう。犬は無駄吠えをすることも多く、声が想像以上に響く可能性もあるため、特に集合住宅では近隣への騒音対策は必須です。猫以上にニオイ対策も求められるでしょう。
 

・猫と暮らすときのポイントや注意点

安全と感染症予防のためには、室内飼いが前提です。そのうえで、室内で猫をいかに退屈させずに、適度に運動させるかが重要になります。
 
例えば、キャットタワーやキャットウォークを設置して上下運動ができるようにしたり、猫用の爪とぎを置いたりしましょう。また、猫はジャンプ力があるため、転落防止のためにベランダにも出さないのが基本です。
 

飼う前にあらかじめ生涯でかかる費用を把握しておこう

犬や猫を飼う前には生涯でかかる費用を試算したうえで、想定外の事態にも対応できるよう予備費も用意しておきましょう。
 
また、自宅に迎える際は保護施設などから引き取るのか、ペットショップなどで購入するのかによっても、初期費用が大きく変わってきます。一緒に暮らす際には、ペットの安全と健康を守るためにも、費用も含めどのようなものが必要なのか、しっかりと把握しておきましょう。
 

出典

一般社団法人ペットフード協会 令和4年全国犬猫飼育実態調査 犬 飼育・給餌実態と支出
一般社団法人ペットフード協会 令和4年全国犬猫飼育実態調査 猫 飼育・給餌実態と支出
アニコム損害保険株式会社 2022最新版 ペットにかける年間支出調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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