更新日: 2023.10.18 キャッシュレス

みんなのキャッシュレス利用状況を見てみよう! ~利用金額、場所、理由など~

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

みんなのキャッシュレス利用状況を見てみよう! ~利用金額、場所、理由など~
キャッシュレス決済とは現金以外で支払う決済手段を指し、具体的にはクレジットカードやコード決済などが該当します。最近は、コンビニやスパーマーケットでもキャッシュレス決済を利用する人が増えてきましたが、実際の利用率はどのくらいなのでしょうか。
 
本記事では、キャッシュレス決済の利用金額や場所、理由などを解説します。
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キャッシュレス決済比率は36%

経済産業省によると、2022年のキャッシュレス決済比率は36.0%でした。2020年が29.7%、2021年が32.5%だったことから、決済比率は年々上昇していることが分かります。36.0%の内訳をくわしく見ると、クレジットカードが30.4%、デビットカードが1.0%、電子マネーが2.0%、コード決済が2.6%という結果となっています。
 
コンビニや飲食店ではコード決済を利用している人を多く見かけますが、これはクレジットカードを所有できない未成年でも利用できることが理由の一つかもしれません。
 

決済手段ごとの平均利用金額と利用する理由

財務省が行った「通貨に関する実態調査 令和4(2022)」を参考に、決済手段ごとの1週間あたりの平均利用金額を見ていきましょう。
 
クレジットカードの場合、1週間あたり1~5000円と回答した人が25.4%と最も多く、5000~1万円と回答した人もほぼ変わらない24.4%でした。1万~3万円と回答した人も15.6%いて、比較的高額な買い物にはクレジットカードを利用していることが分かります。
 
一方のコード決済は、1~5000円と回答した人が約3割を占めています。1万~3万円と回答した人は6.7%とクレジットカードの半分以下で、コード決済は比較的少額の買い物に使用している人が多いという結果になっています。
 
キャッシュレス決済を利用する理由についても、決済手段ごとに多少の違いがあるようです。クレジットカードの場合、利用する目的として最も多かった回答は「使用するとポイントが貯まる」(59.9%)でした。次いで「現金を使うことが面倒」(50.4%)や「支払にかかる時間が短い」(29.9%)という回答が見られました。
 
バーコード決済に関しても理由の順位はほぼ同じでしたが、「使用するとポイントが貯まる」(37.7%)と「現金を使うことが面倒」(35.8%)を選択した人の割合にほとんど差がありません。クレジットカードがポイント目的で利用する人が多いことに対し、バーコード決済は利便性を重視して利用する人が多いのかもしれません。
 

キャッシュレス決済の便利な利用方法

キャッシュレス決済を利用する際には、一つの決済手段にこだわらず場面に応じて使い分けることをおすすめします。日常的な少額の買い物は、決済がスピーディーな電子マネーやコード決済を利用するとスマートです。
 
クレジットカードの多くは買い物に応じてポイントが貯まるため、高額な買い物はクレジットカードを利用するとお得でしょう。使いすぎやセキュリティーが心配な方は、銀行口座から即時代金が引き落とされるデビットカードを選ぶと安心です。
 

キャッシュレス決済比率は今後も増加の見込み

キャッシュレス決済比率は、今後も増加していく見込みです。一口にキャッシュレス決済といっても、クレジットカード決済やコード決済などさまざまな決済手段があります。
 
それぞれの決済手段にメリット・デメリットがあるため、しっかりとリサーチしたうえで自分と相性がよい決済手段を選びましょう。利用するシーンや金額に合わせて、お得な決済手段を使い分けるのもおすすめです。
 

出典

経済産業省 2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました
財務省 通貨に関する実態調査 令和4(2022)年度結果概要
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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