めんつゆの「2倍濃縮」と「4倍濃縮」はどちらがお得?うどんを作るなら?
配信日: 2023.10.20
本記事は、めんつゆの濃縮度合いが家計にどのような影響を与えるのかをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
2倍濃縮と4倍濃縮のめんつゆはそれぞれ何円?
まずは、それぞれの濃度のめんつゆが1杯あたりいくらするのかを計算してみましょう。今回は、次の2商品を対象にします。
2倍濃縮:ヤマキ株式会社 めんつゆ 500ml 499円(税込)
4倍濃縮:キッコーマン株式会社 濃いだし本つゆ 500ml 361円(税込)
※2023年10月時点
2倍濃縮タイプを希釈する場合、つゆと水の比率を1:1で希釈するため、500ml入りからは1000mlほど作れます。また、4倍濃縮タイプの場合は、つゆと水の比率は1:3であるため、2000mlほど作れます。
ヤマキのめんつゆであれば100mlあたり約50円、キッコーマンのめんつゆであれば100mlあたり約20円のため、希釈して使用する場合は、4倍濃縮のめんつゆのほうがお得です。
2倍濃縮のめんつゆを使って料理する場合のめんつゆ代は?
それでは、2倍濃縮のめんつゆを使って、うどん・肉じゃがを作る場合に必要なめんつゆの量や使用しためんつゆの金額をシミュレーションしてみましょう。今回はネット上で一般公開されているレシピの分量を参考に考えてみます。
うどんを作る場合は1回あたり約100円必要
かけうどんを1人前作るために必要なめんつゆは、2倍濃縮タイプを100ml使用します。ヤマキのめんつゆを使用する場合、1人前に必要なめんつゆは約100円です。
1年間を通じて毎月2回うどんを作った場合は、年間でいくらになるのでしょうか。1回あたり約100円のため、1ヶ月では約200円必要です。そして1年間続けた場合、約200円×12ヶ月で合計約2400円分かかります。結果、1年間でおよそ5本のめんつゆが必要であると分かりました。
肉じゃがを作る場合は1回75円必要
次に、肉じゃがを作った場合のめんつゆ代を考えていきましょう。レシピの分量は2人前の肉じゃがを作るにあたって150mlのめんつゆが必要です。そのため、1人前の分量に換算すると1回あたり75mlであり、ヤマキのめんつゆを使用する場合は約75円のめんつゆ代が発生します。
また、うどんと同様に1年間を通じて毎月2回作った場合、1ヶ月あたりのめんつゆ代は約150円です。1年間では、約150円×12ヶ月で約1800円分になります。1年間でおよそ3.6本のめんつゆを消費する計算になります。
4倍濃縮のめんつゆを使って料理する場合のめんつゆ代は?
ここからは、前述のレシピにしたがって、4倍濃縮のめんつゆを使った場合についてシミュレーションします。
うどんを作る場合は1回あたり約40円必要
4倍濃縮のめんつゆを使ってかけうどんを作る場合は、50mlのめんつゆが必要です。キッコーマンのめんつゆを使う場合、1回あたり約40円がかかります。前述のとおりの頻度で1年間うどんを作った場合、1年間で約960円です。よって、1年間でおよそ2.4本のめんつゆを消費することが分かりました。
肉じゃがを作る場合は1回あたり約30円必要
肉じゃがに必要な4倍濃縮のめんつゆは約40mlであり、1回あたり約30円です。1年間で毎月2回ずつ肉じゃがを作れば、約720円のめんつゆ代が必要となり、1年間で約1.8本を消費する計算になります。
2倍濃縮と4倍濃縮は結局どちらがお得?
結論としては、4倍濃縮のめんつゆを使うほうが家計にとってはお得です。しかし、1人前の分量を作る場合は希釈するための分量を用意する手間がかかるため、効率は2倍濃縮の方がいいでしょう。
また、濃縮されているほうがお得ではあるものの、少量の料理には不向きです。今回紹介した内容は仮定の話であるため、作る料理や分量に合わせて適切な商品を選びましょう。
出典
キッコーマン株式会社 キッコーマン 濃いだし本つゆ
ヤマキ株式会社 めんつゆ 500ml
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー