上京し「PASMO」を使用していますが、「Suica」とどう違いますか? どちらがお得などあるのでしょうか?

配信日: 2023.10.20

この記事は約 3 分で読めます。
上京し「PASMO」を使用していますが、「Suica」とどう違いますか? どちらがお得などあるのでしょうか?
首都圏で利用できる交通系ICカードとしては、PASMOやSuicaがあります。これらのカードを持っていれば、キャッシュレスでバスや電車に乗れるうえに、電子マネーとしても利用可能です。
 
上京した際に取りあえずPASMOを購入したが、Suicaとどう違うのだろう気になる人もいるかもしれません。本記事では、PASMOとSuicaのそれぞれの特徴や違い、どちらがお得なのかを紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

PASMOとSuicaはどのようなカード?

PASMO(パスモ)とSuica(スイカ)は、現金不要で電車やバスなどに乗ることができる交通系ICカードです。両者は相互利用ができるため、PASMOでJR線へ乗車、Suicaで私鉄へ乗車といった使い方も可能です。
 
PASMOとSuicaは、電子マネーとしての機能も搭載しています。対応している店舗の端末や自動販売機などへかざすだけで、キャッシュレスで支払えるのがメリットです。さらに、モバイルでの利用も可能です。専用アプリを使えば、スマートフォンでも公共交通機関への乗車や買い物ができます。
 

PASMOとSuicaの違い

最初に発行されたのは、Suicaです。2001年11月18日からSuicaのサービスが開始されました。PASMOが登場するのは、Suicaの開始から約6年後の2007年3月18日です。現在では、どちらも普及率が高い交通系ICカードとなっており、多くの人たちが利用しています。PASMOとSuicaの主な違いは、次の通りです。
 

・発行枚数

PASMOとSuicaは、発行枚数が異なります。発行枚数が多いのはSuicaです。2021年9月末での発行枚数は、8759万枚となっています。一方、PASMOの発行枚数は、4000万枚(2021年4月)です。
 
なお、世界的な半導体不足の影響により、2023年8月よりSuicaやPASMOの新規発行が一時中止となってしまいました。カードの購入ができませんので、これから利用する人はスマートフォンで利用可能な「モバイル Suica」や「モバイル PASMO」を検討したほうがよいでしょう。
 

・発行元

PASMOとSuicaは、発行元が異なります。PASMOは、株式会社パスモが発行する交通系ICカードです。Suicaは、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京モノレール、東京臨海高速鉄道などが発行しています。購入する際には、それぞれの取扱事業者の各駅の券売機、駅の窓口へ出向きましょう。
 

PASMOとSuicaには独自のポイントプログラムが用意されている

Suicaには、JRE POINTというポイントプログラムが用意されています。鉄道の利用のほか、Suica決済、駅ビルでの買い物、ビューカードのクレジット払いなどを利用するとJRE POINTがもらえます。
 
貯めたポイントは、登録したSuicaへのチャージ、Suicaグリーン券への交換、商品への交換、駅ビルでの支払いなどに利用可能です。Suicaは、JR線や新幹線を利用する機会が多い人に向いている交通系ICカードといえます。
 
PASMOにもポイントプログラムがありますが、事業者によって貯まるポイント、還元率、交換先などが異なります。東京メトロはメトポ、西武鉄道はSEIBU Smile POINT、東武鉄道はトブポマイル、小田急電鉄は小田急ポイントが利用可能です。私鉄を利用する機会が多い人は、各事業者のポイントが貯まるPASMOの方がお得でしょう。
 

JRを利用するならSuica! 私鉄の利用が多いならPASMOがお得!

PASMOとSuicaは相互乗り入れが可能となっているため、ほぼ同じエリアで利用できます。どちらかの交通系ICカードやモバイルアプリを利用すれば、首都圏での移動で困ることはないでしょう。ただ、JR線を利用する機会が多い人は、JRE POINTが貯まるSuicaがお得です。
 
PASMOは、各事業者によってポイントプログラムの内容が異なりますので、利用機会が多い鉄道会社の情報をよく調べてみるとよいでしょう。
 

出典

JR東日本 Suicaトップ

PASMO PASMOとは

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集