更新日: 2023.10.23 その他暮らし
赤い羽根共同募金ってなにに使われているの? 今ではスマホからでも寄付はOK?
そこで今回は、赤い羽根共同募金が何に使われているのかを紹介するとともに、スマホからの寄付ができるのかどうかも解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
赤い羽根共同募金とは?
赤い羽根共同募金は、1947年(昭和22年)の市民による民間運動が母体となっています。戦後の復興支援として、被災した福祉施設を中心として支援が行われたのが始まりです。
そのあと、「誰もが住み慣れた地域で安心して暮らすことができること」をスローガンとして制度化され、さまざまな地域福祉の課題解決に取り組む民間団体を助成しています。実施の主体は、各都道府県に設立された共同募金会です。
社会福祉法による赤い羽根共同募金の定義は、「都道府県の区域を単位とすること」「厚生労働大臣の定める期間内に限り毎年1回行われること」と定められています。そして、募金に寄付されたお金は、区域内の社会福祉の推進として、社会福祉事業・更生保護事業・社会福祉を目的とする事業を経営する者を対象して配分されています。
なお、実施される期間は、原則として10月1日~翌3月31日の6ヶ月間であり、ほかに12月の「歳末たすけあい募金」があります。
赤い羽根共同募金の使われ方は? 使われ方や具体的な例を紹介
赤い羽根共同募金が使われるのは、基本的に募金が行われていた地域です。たとえば、千葉県の場合は、約7割が募金された市町村の福祉活動に使われ、残りの約3割は県全体や市町村をまたぐ範囲で活動する団体への支援となっています。
使われ方は、日常生活支援、社会参加・まちづくり支援、社会福祉支援、社会福祉施設支援、災害対応・防災などです。使われる対象は、高齢者や障がい児および障がい者、児童や青少年、課題を抱える人などとされています。
具体的な使われ方としては、高齢者や障がい者に対しての配食・入浴サービス事業、高齢者サロン支援、障がい者の就労支援などです。児童や青少年に対しては、子育て支援や子ども食堂支援などがあります。ほかの具体例は、各種福祉研修や講座開催事業、福祉活動を行うNPO法人やボランティア団体の社会福祉活動への助成、そして、災害ボランティア支援などです。
また、機材整備資金として、障がい者支援施設利用者の介護用備品や認知症グループホーム利用者の衛生備品の購入などにも使われています。
スマホでOK? ネットを利用した赤い羽根共同募金への寄付の方法を解説
赤い羽根共同募金は、「赤い羽根インターネット寄付システム」により、スマホからの寄付が可能です。決済には、中央共同募金が運用するネット決済システムが使われています。以下が、スマホで寄付をするための手順です。
1.赤い羽根共同募金のホームページ「ネットで寄付する」からログインIDを登録後、「赤い羽根共同募金に寄付する」を選択する
2.寄付する金額を入力する
3.寄付を「毎月」か「今回のみ」にするかを選択する
4.支払い方法を選択する
5.領収書の発行の有無を選択する
ここで注意することは、「毎月」か「今回のみ」のどちらを選択するかによって、支払い方法が異なることでしょう。「毎月」の場合に利用できるのは、クレジットカードと口座振替のみです。一方、「今回のみ」の場合は、クレジットカード、コンビニ支払い、ペイジー、携帯によるキャリア決済が利用できます。
また、支払い方法により、寄付できる金額に違いがあることにも注意しましょう。寄付できる金額は、クレジットカードが1000円以上1000万円未満、コンビニ支払いが500円以上5万円未満、ペイジーはネットバンキングの場合が500円以上100万円未満で、ATMの場合が500円以上10万円未満、そして、キャリア決済が500円以上10万円以下となっています。
赤い羽根共同募金を通して地域福祉に貢献しよう
戦後の復興支援から始まった赤い羽根共同募金に寄付されたお金は、地域の社会福祉を推進させるために使われています。その地域で生活する人たちは、赤い羽根共同募金に寄付することで、福祉活動に参加することが可能です。そのうえ、寄付にスマホを利用できるようになったことで、より手軽な参加が可能になりました。
自分たちの地域を住みやすい場所にしていくためにも、赤い羽根共同募金を通して社会福祉に貢献してみるのはいかがでしょうか。
出典
厚生労働省 共同募金
赤い羽根共同募金 赤い羽根共同募金とは
赤い羽根共同募金 インターネット寄付システム ご利用ガイド
千葉県共同募金会 募金の使いみち
千葉県共同募金会 募金の方法
はねっと千葉県 赤い羽根募金のつかいみち
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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