更新日: 2023.10.23 子育て

子どものころに集めていたベルマークってなんだっけ? 子どものために仕組みを知ろう!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

子どものころに集めていたベルマークってなんだっけ? 子どものために仕組みを知ろう!
子供の頃、夢中になってベルマークを集めていた人も多いのではないでしょうか。たくさん集めてうれしくなった人もいるでしょう。そもそもベルマークとは、なんだったのでしょうか。ベルマーク運動は、とだえることなく続いています。
 
それならば、今度は子どものために集めてみるのもよいのではないでしょうか。そこで今回は、ベルマークとはどのようなものなのか、その仕組みとともにわかりやすく解説していきます。
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ベルマークとは?

ベルマークとは、マークを集めることで誰でも気軽に参加できるボランティア(ベルマーク運動)であり、地域の人々に支えられた子どもの教育のための支援制度です。「すべての子どもに等しく、豊かな環境のなかで教育を受けさせたい」をスローガンに、1960年に始まっています。
 
ベルマーク財団により集められたベルマーク資金を活用し、国の内外でハンディを背負いながら学んでいる子どもたちを支援したり、学校の設備や機材を揃えたりすることで、スローガンの実現を目指しています。
 
ベルマーク運動への参加は、原則として学校や施設・団体単位とされています。しかし、近年、学校では児童・生徒数の減少が続き、思うようにベルマークは集まりません。そのため、個人やグループによる応援が、ベルマークを支える力になっています。個人やグループで集めたベルマークは、運動に参加している学校や団体、または財団に送りましょう。
 

知っておこう! ベルマークのしくみを解説

ベルマークのしくみの基本は、自分たちの学校のためにマークを集めることが、自動的に厳しい教育環境にある児童や生徒の支援につながっていくというものです。これは、ベルマークの2つの目的である「自分たちの学校づくり」「お友達への教育援助」により成り立っています。
 
また、個人で集めたベルマークで学校を支援する仕組みは、以下のとおりです。

1.ベルマークの付いた商品を購入する
2.切り取って集める
3.参加登録している学校(PTA)や施設・団体へ持っていく
4.ベルマーク財団に送られ預金として貯蓄される
5.支援される学校が協力会社から必要な設備や教材を購入する

なお、設備や教材の購入資金の10%は自動的に財団に寄付され、へき地の学校や特別支援学校、災害で被災した学校への支援、加えてアジアの子どもたちを助けるNPO法人への支援など、さまざまな教育援助活動に使われています。
 

ネットショップでボランティア? ウェブベルマークとは

ウェブベルマークは、一般社団法人ウェブベルマーク協会により運営されています。この協会は、2011年の東日本大震災をきっかけにして、2013年に発足しました。それ以降、ネットショッピングでベルマーク運動に参加できる新しい形のベルマーク活動を展開しています。多くの企業が参画しており、これまで知らなかった人は確認してみるとよいでしょう。
 
参加する方法は、ウェブベルマークのホームページにアクセスします。マイページを登録したら、支援したい学校を選びます。あとは、ウェブベルマークに協賛しているショップのサイトで商品やサービスを購入します。
 
学校の選択は任意となっています。購入した商品やサービスに応じてベルマークポイントがたまり、指定した学校のベルマーク預金口座に自動的に加算されていく仕組みになっています。
 
ウェブベルマークの利点は、ネットショッピングの広告費を利用するため、自己負担なく支援ができること、今までの切りとるタイプのベルマークとも併用ができること、そして、全国にある被害や被災を受けた学校を直接、選んで支援ができることでしょう。
 

ベルマークの仕組みを理解して子どもたちを支援しよう

1960年に始まったベルマーク運動は、とだえることなく引き継がれています。加えて、インターネットを利用した新たな形のベルマーク運動も始まっています。そのため、ネットショップを利用して、今までよりもさらに気軽にマークを集めることが可能です。
 
ベルマークは、誰でも参加できるボランティアであり、さまざまな境遇にある子どもたちの教育を支援しています。その中には、自分の子も含まれていると考えてよいでしょう。ベルマークのしくみを理解して、未来ある子どもたちを支援していくことが望まれます。
 

出典

ベルマーク教育助成財団 ベルマーク運動って?
ベルマーク教育助成財団 ベルマーク運動 仕組みと流れ
一般社団法人 ウェブベルマーク協会
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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