更新日: 2023.10.25 子育て

子どもの受験! 自宅で教える場合と塾に通わせる場合の費用比較とメリットデメリットを解説

子どもの受験! 自宅で教える場合と塾に通わせる場合の費用比較とメリットデメリットを解説
子どもが高校生になると、大学受験を考え始める家庭は多いでしょう。大学受験で希望の大学に行けるよう、塾に通わせたいと考える人もいます。塾に通わせるか検討する際に、ネックとなるのがその費用です。
 
本記事では、大学受験前の補習教育の費用や塾に通わせるメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。大学受験を控えたお子さんをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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大学受験の補習教育は1年で80万2000円

まずは、大学受験の補習教育で1年間にかかる費用を見ていきましょう。
 
総務省の「小売物価統計調査(動向編)」で主要品目の東京都区部小売価格の2023年9月の調査結果によると、補習教育 (高校・予備校)にかかる費用は1年間で「80万2000円」です。これはあくまで目安の金額で、予備校や個別塾、家庭教師など利用する教育の種類や場所、受講するコマ数などによって金額は変動します。
 
高校1年生や2年生の早いうちから大学受験の準備をする場合は、さらに費用がかかるため事前に資金を貯めておく必要があります。大学受験後は入学費用や授業料など次々にまとまった出費が発生するため、計画的に準備することが大切です。
 
一方、自宅学習の場合は低コストです。教材は、図書館やオンラインでも利用できる資料が多くあります。また、教科書などの学校で使用している教材を活用すれば無料です。
 

大学受験対策で塾に通うメリット

では、学校での対策に加えて塾に通うことで、どのようなメリットが得られるかを紹介します。大学受験のために塾を利用しようか悩んでいる方は、お子さんにあった対策方法をみつけるための参考にしてください。
 

学校では入手しにくい受験情報が手に入る

塾には毎年大学受験をする生徒が集まるため、受験に関する情報もたくさん蓄積しています。志望校別の傾向も押さえていることが多く、生徒一人ひとりにあった対策が可能です。
 
学校では得られない細かな受験対策の情報が手に入ることは、塾ならではのメリットです。
 

進路や学習方法のアドバイスをもらえる

受験内容に関する情報量が多いと対策を立てやすいだけではなく、一人ひとりの進路や学習方法に対するアドバイスにも役立ちます。学校でも進路指導はおこなわれますが、毎年受験する生徒を見ている塾講師たちは、受験生ならではの悩みを解決してきた経験が多いと考えられます。
 
そのため、これまでの経験や実績を生かした進路に対する悩みの相談ができたり、学習方法のアドバイスなどを的確にもらえたりすることもメリットの一つです。
 

同じ目標を持つ仲間たちと勉強に集中できる

同じ塾の生徒たちと一緒に勉強することで、お子さんの受験に対するモチベーションの維持が期待できます。講師たちの応援の言葉も、励みになるでしょう。
 
受験生活はストレスが多いものですが、共感とサポートを受けることで、孤独感が減るため乗り越えやすくなります。
 

大学受験で塾に通うデメリット

大学受験を成功に導くために役立つ塾ですが、人によってはデメリットと感じる点もあります。こちらでは、塾に通うデメリットを2つ紹介します。
 

費用がかかる

塾に通わせるうえでの一番の悩みが、費用がかかることではないでしょうか。先述したように、1年間の補習教育にかかる費用は「80万2000円」です。これは一般家庭にとって決して安い金額ではありません。そのため塾に通うとなると、早いうちから資金を準備しておく必要があります。
 
また、苦手な科目だけ塾に通う、短い期間で通うなど工夫することで費用はある程度抑えられるでしょう。
 

通塾に時間がかかる

通いたい塾が近くにない場合、電車を利用して少し遠くまで通う可能性もあります。受験前に一分一秒も無駄にしたくないといったとき、塾に通うのに時間が取られてしまうと焦りが生じることもあるでしょう。
 
また、公共交通機関の有無によっては、保護者の送迎が必要なこともあります。お子さんだけではなく保護者の負担も大きくなるため、なるべく通いやすい距離で塾を探しましょう。時間が惜しい場合は、オンライン学習もおすすめです。
 

まとめ

受験におけるコストも重要な問題ですが、お子さんの性格やふだんの学習スタイルによっても適切な選択は人それぞれです。
 
それぞれのご家庭やお子さまの状況に合わせて、ベストな学習方法を検討しましょう。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査 主要品目の東京都区部小売価格(2023年9月)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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