更新日: 2023.10.25 その他暮らし

都内では「車通勤」と「電車通勤」どちらが快適?それぞれの平均コストは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

都内では「車通勤」と「電車通勤」どちらが快適?それぞれの平均コストは?
車通勤と電車通勤では毎月のコストが変わってくるため、慎重な選択が重要です。毎日の通勤コストを最小限に抑えることで、実際に使えるお金が増え、暮らしをより豊かにできます。
 
今回は、車通勤と電車通勤をコストパフォーマンスやタイムパフォーマンス、快適さの面から比較します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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都内では電車通勤・通学が圧倒的に多い

都内で電車通勤と車通勤を比較した場合、選択される比率が高いのは電車通勤です。
 
電車利用の比率は主要都市で特に高まっており、令和2年の国勢調査によると都内では通勤・通学者のうち46.2%が電車通勤を選択しています。なお、隣県である神奈川県では通勤通学における電車使用率が34.7%、埼玉県では26.0%です。なお、同データでは通勤と通学の人数が含まれていますが、電車が移動手段として主力であるといえるでしょう。
 
公共交通機関によるアクセスが発達している首都圏では、車よりも電車のほうが便利である現状が読み取れます。
 

車通勤・電車通勤をコストで比較!

車通勤か電車通勤を選ぶには、それぞれのコストを比較するといいでしょう。今回は、車通勤・電車通勤のコストを1ヶ月単位で比較します。
 

車通勤のコスト

車通勤の場合、主なコストはガソリン代です。会社側が支給する通勤手当では、ガソリン代を1キロメートルあたり10~15円として算出することが多いようです。
 
都内企業に勤務する会社員で、毎日の通勤距離が平均10.7キロメートルだった場合、ガソリン代を1キロメートルあたり10円で計算すると、通勤コストは1日あたりおよそ107〜161円かかります。1ヶ月単位かつ出勤日数を20日とした場合、ガソリン代だけでおよそ2140〜3220円必要です。
 
上記はあくまでもガソリン代のみの計算であり、高速道路を利用するなら通勤コストがさらに上乗せされます。また、通勤距離が長かったり車の燃費が悪かったりすると毎月の費用がかさむため注意が必要です。
 

電車通勤のコスト

電車通勤は定期券を利用することで1日あたりのコストを下げられます。赤羽~新橋を例に、週5日・月20日出勤すると仮定して通勤コストを比較しましょう。

切符:(往復・ICカード利用):

1日:636円
1ヶ月(20日間):1万2720円

定期券:

1ヶ月:9620円(1日あたり約320円)
3ヶ月:2万7440円(1日あたり約305円)
6ヶ月:4万6290円(1日あたり約257円)

※2023年10月時点
 
都内の電車通勤では6ヶ月定期の利用が最もお得です。
 

コスト的には電車通勤がお得

通勤のみで考えれば、電車通勤のほうが車通勤よりもコストを抑えられます。
 
ガソリン代だけで見た場合、燃費のいい乗用車であれば電車賃よりも安くお得に思えるかもしれません。しかし、車の場合は維持費が必要です。1~2年おきの車検や修繕費用など、諸々のランニングコストを含めると電車賃を超えてしまうでしょう。通勤以外で車を使う予定がない場合は電車通勤のほうがコスト面でおすすめです。
 
コストだけでなくタイパやストレスも考慮し、無理のない通勤方法を選びましょう。
 

出典

令和2年 国勢調査 従業地・通学地による人口・就業状態等集計 (主な内容:従業地・通学地による人口,昼夜間人口など)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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