1人暮らしでいつも「パックご飯」を食べていますが、「炊飯器」で米を炊くほうが安いですか? 費用はどのくらい違うでしょうか?

配信日: 2023.10.27

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1人暮らしでいつも「パックご飯」を食べていますが、「炊飯器」で米を炊くほうが安いですか? 費用はどのくらい違うでしょうか?
1人暮らしでは食事をどうするか悩んでしまうケースは多く、お米もパックご飯で済ましている人も多いでしょう。しかし、節約の面から考えるとパックご飯を食べるのと、炊飯器などでお米を炊くのとどっちが安いのでしょうか。
 
本記事では、パックご飯と炊飯器などでお米を炊くのとどっちがいいかについて解説するので、1人暮らしをしている人は参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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日本人1人当たりの1年間で消費するお米の量は?

日本人1人当たりの1年間で消費するお米の量は、農林水産省の発表ではピークは昭和37年度の118kgで、近年では令和2年度の消費量は半分以下の50.8kgまで減少しています。
 
理由としては食の多様化によってお米以外も食べられるようになった点が挙げられ、実際に家庭の支出割合を見てみると近年はパンの支出金額が米の支出金額を上回っています。
 
昔はお米を中心とした食文化だったため、日本人1人当たりの1年間で消費するお米の量も多かったのですが、中食や外食の割合が約3割まで増えてきていることからも、各家庭でお米を購入して炊飯する割合はこれからも減少するのではないでしょうか。
 
年間消費量が実際にどれくらいの変化をしてきたかについては、図表1を参考にしてください。
 
【図表1】

年度 お米の消費量
1970年(昭和45年度) 95.1kg
1980年(昭和55年度) 78.9kg
1990年(平成2年度) 70.0kg
2000年(平成12年度) 64.6kg
2010年(平成22年度) 59.5kg
2020年(令和2年度) 50.8kg

農林水産省 年間1人当たりの米の消費量をおしえてください。を基に作成
 

パックご飯は1食でどれくらいの値段になる

ある食品メーカーでは新潟県産コシヒカリを200g使用したものを、1パック189円で販売しています。1日3食すべてにパックご飯を利用したと仮定すれば、1パック189円×3食=567円、月30日で考えると1万7010円です。
 
パックご飯のメリットとしては手軽に購入できて、電子レンジやお湯で温めるだけで食べられる点です。
 

炊飯器などでお米を炊くとどれくらいの値段になる

炊飯器などでお米を炊く場合はスーパーやドラッグストアなどで購入するのが一般的であり、具体的な値段については産地や品質によって変動します。農林水産省が発表している新潟県産コシヒカリの価格相場は1万6983円/60kgで、1kg当たりの値段は283円です。
 
炊飯するとお米の重量は倍近くになると考えれば、お米を炊いた場合は1kg当たり142円程度で食べられます。
 

単純に比較すると炊飯器などでお米を炊いたほうが安い

単純に金額面だけで考えるとパックご飯を食べるよりも、炊飯器などでお米を炊いたほうが安いです。
 
パックご飯で1kg食べようとすると945円かかるのに対して、新潟県産コシヒカリを炊飯すると1kg当たり142円程度に抑えられます。長期的に考えて節約したいと考えているなら、自分でお米を購入して炊飯するのがおすすめです。
 
また、一気に多くのお米が食べられなくても、炊いておいて冷凍する方法もあります。冷凍しておけば電子レンジで温めればすぐに食べられます。
 

まとめ

1人暮らしでお手軽に食べられるという理由でパックご飯を食べている人は多いでしょうが、節約したいなら自分でお米を購入して炊くのがおすすめです。
 
また、本記事では新潟県産コシヒカリを基準にしていましたが、銘柄にこだわりがないならさらにお米の購入費を節約できます。それぞれの銘柄でお米の味や風味も異なっているので、どのような違いがあるかいろいろ食べ比べてみるのも良いでしょう。
 

出典

農林水産省 米の1人当たりの消費量はどのくらいですか。
農林水産省 令和5年産米の相対取引価格・数量(令和5年9月)(速報)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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