家族の送迎や買い物のために「カーシェア」の利用を検討しています。「週3日・1日3時間」ほどの予定なのですが、毎月の支払いはいくらになるでしょうか?
配信日: 2023.10.27 更新日: 2023.10.30
本記事では、家族の送迎や買い物のために「週3日・1日3時間」カーシェアを利用した場合、毎月いくら支払う必要があるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「週3日・1日3時間」使うと月5万円かかる!?
自宅の近くで手軽に車を利用できるサービスとして注目されることも多いカーシェアは、タイムズカーやカレコ、オリックスカーシェア、カリテコ、ホンダエブリゴーなどの会社が展開しています。今回はその中でも最大手とされるタイムズカーのサービスを例に、個人プランでカーシェアを利用すると毎月どのくらい経費が発生するのか解説します。
利用料金は車種ランクによって変わり、ベーシックとミドル、プレミアムの3種類に分かれます。ベーシックはトヨタのヤリスやルーミー、ホンダのフィットなどが該当し、ミドルクラスはトヨタのプリウスやシエンタ、ホンダのフリードなどがあります。乗車人数や荷物の量などによって使い分けができるのも嬉しいポイントです。
予約を開始してから返却が完了するまでにかかった時間と距離に対して課金され、利用状況によってはチャージ料金や延長料金がかかることもあるので注意しましょう。
では具体的にいくらかかるのでしょうか。利用車種はミドルクラスで、1回あたり3時間利用すると仮定してシミュレーションすると3960円かかります。週3日使うと1万1880円、月間で4万7520円かかる計算です。
レンタカーの場合は、返却前にガソリンを満タンにしなければなりませんが、カーシェアは必要ありません。給油する場合は車内に設置されている専用の給油カードを利用するため、自分自身で支払う必要がないので便利です。
利用料金以外に必要なもの
毎回の利用料金以外にもカーシェアを使う上で必要となる経費があります。具体的には初期費用、月額基本料金、補償制度に関するものです。
カーシェアの利用が初めての場合はまず入会手続きをする必要があります。カード発行手数料が1人1枚1650円かかりますが、Web登録後に実際の店舗に会員カードを受け取りに行くクイック入会やカーシェアの説明会に参加した上での入会を選択すると、発行手数料が無料となります。
タイムズカーは個人プランだと880円など原則基本料金がかかるのも大きな特徴です。利用料金に充当できますが、使わない月があった場合に繰り越しはできないので注意しましょう。
補償制度について
車を運転する以上、欠かせないのは万一の事故への備えです。カーシェアの利用料金には対人や対物、車両、人身傷害など基本的な補償内容は利用料金に含まれており、マイカーのように利用者が自分自身で保険に加入する必要はありません。
ただし、これはレンタカーの場合もそうですが、万一事故が発生して利用していた車が故障や破損で使えなくなると、営業機会の損失補填としてNOC(ノンオペレーションチャージ)を請求されることもあります。
例えば、事故時に自走できる状態の場合は2万円、自走が難しい場合は5万円の自己負担が発生する可能性があります。
万一事故やバッテリーあがりなどのトラブルが発生すると冷静な判断を行うのが難しくなることも考えられます。それに加えて出費が増えると経済的負担も大きくなるため、不安な場合は安心補償サービスへの加入を検討してみましょう。今回試算している「週3日・1日3時間」の場合は、月間で12回利用するため、3960円かかります。
ただ、安心補償サービスへ加入すれば全ての事故やトラブルに適用されるわけではありません。特に「会員以外の人」が運転して事故が発生した場合は全ての保険・補償が適用外となるので要注意です。
まとめ
本記事では、家族の送迎や買い物のために「週3日・1日3時間」カーシェアを使う場合、毎月いくら支払う必要があるのか解説しました。
利用料金や安心補償サービス加入料金をあわせると毎月約5万円の負担が発生する可能性があります。ただし、これはあくまでシミュレーションであり、実際の金額とは異なることがあるので注意してください。
※ 2023/10/30 記事を一部、修正いたしました。
出典
タイムズモビリティ株式会社 利用料金
タイムズモビリティ株式会社 補償制度
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー