【宿泊代】アラフィフの旅行!「車中泊」と「ビジネスホテル」の費用を比較してみた
配信日: 2023.11.09
ここでは、車中泊とビジネスホテルでの宿泊をコスト面で比較して、それぞれのおすすめポイントをご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
車中泊とビジネスホテルのコストを比較!
車中泊とビジネスホテルの宿泊は、どちらもアラフィフ世代に人気の旅行スタイルです。ただ、長期にわたる旅行の場合、どうしてもコストが気になります。
今回は、都内から2泊3日の旅行へ出掛けるケースをモデルとして、車中泊とビジネスホテルの、それぞれの大まかなコストをシミュレーションします。
車中泊のコスト
車中泊で想定される主なコストは、以下のとおりです。
●ガソリン代
●駐車場代
●食事代
●通信費(Wi-Fi)
車中泊のコストでは、ガソリン代(移動費)が大きな比率を占めています。今回は一例として、ハイエースの場合で考えてみましょう。ハイエースの燃費を約8km/Lと仮定して、2023年10月30日のガソリン代約173円/Lを用いて計算します。
173円/L÷8km/L=21.625円
走行距離1kmあたりのガソリン代は約21.6円です。仮に1000km走るとトータルで2万1600円ほどのガソリン代がかかります。移動費としてはさほど高くはありませんが、悪路や空調の長時間使用など、状況によっては大きく変動する可能性があります。
駐車場代も無視できないコストです。1日あたり合計3時間、食事休憩のために駐車場を利用すると、駐車場料金が1時間あたり500円だった場合、2泊3日で約4500円がかかります。就寝中を含めると駐車場料金はさらに跳ね上がりますし、一部には車中泊のみの利用を認めていない駐車場もあるため、注意が必要です。
車中泊に便利なバンタイプを利用した場合、旅行にかかるトータルコストは、2泊3日で約2万6100円~です。
ビジネスホテルのコスト
ビジネスホテルの料金相場は、地域によって異なります。東京・大阪・名古屋・福岡の主要都市で比較した場合、料金相場が最も高いのは東京で、約7000~1万2000円です。
一方、最も相場が安いのは福岡の約3000~7000円で、東京とは最大で9000円の差があります。ビジネスホテルは宿泊のみに特化しているため、料金×日数で、簡単にコストを算出できます。
車中泊のメリット
次に、車中泊の主なメリットを解説します。
スケジュールが自由
車中泊であれば、チェックイン・チェックアウトの時間が決められていないため、旅行のタイムスケジュールを柔軟に作成できて、移動の自由度が高まります。
ペットと旅行できる
ビジネスホテルは、ペット入室不可のケースが少なくありません。
車中泊ならば、スペースさえ確保できれば、ペットとともに移動できるため、日程を気にせずに同じ時間を楽しめます。
ビジネスホテルのメリット
では、ビジネスホテル利用の主なメリットはどのようなものでしょうか。
ゆったりくつろげる
ビジネスホテルの大きなメリットは、設備の充実度です。最近では、素泊まりながらも標準設備の充実したビジネスホテルが増えてきました。観光以外の時間もしっかりくつろぎたい方には、ビジネスホテルがおすすめです。
徒歩圏内で移動しやすい
移動の自由度が高いことも、ビジネスホテルの魅力です。車中泊では車での移動が必須のため、動けるエリアがどうしても限られてしまいます。
ビジネスホテルであれば、駐車場に車を置いて徒歩で移動できるため、観光の自由度が高まります。
車中泊とビジネスホテルの利用には、どちらもメリット・デメリットが存在します。コスト面とともに、旅行の目的や条件によって、どちらの方法がよいかを検討しましょう。
出典
経済産業省 資源エネルギー庁
石油製品価格調査 1. 給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー