自宅に置く「プリンター」とコンビニの「コピー機」、どちらがお得?

配信日: 2023.11.09

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自宅に置く「プリンター」とコンビニの「コピー機」、どちらがお得?
近年は文書が電子化されて、共有する機会が増え、自治体や学校、職場の書類も、ワードやドキュメントとして目にすることもしばしばです。オンライン上のファイルはプリントアウトする必要があるため、自宅にプリンターを購入しようかと悩む方もいるでしょう。
 
最近ではスマートフォンでもアプリを使って書類の作成が可能になったため、誰でも各種資料が作成できますが、印刷は自宅にプリンターかマルチコピー機が必要です。
 
今回は、すでにパソコンをお持ちの方が、1年間のみプリンターが必要なケースにおいて、プリンターを新規で購入すべきか、コンビニのマルチコピー機で済ませるべきかを、費用面で比較します。継続的にプリンターの使用が見込まれる場合は、購入も視野に入れるとよいでしょう。
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プリンターの相場は3万7306円

プリンターは、機能によって価格が大きく異なりますが、総務省統計局「小売物価統計調査」のデータによると、2021年12月時点の東京都区部の平均的な価格は3万7306円です。なおインクは、プリンターを購入する際に多くの商品において付属されているため、代金に含めません。
 

コピー用紙代は500枚で300円程度

自宅で印刷する場合は、プリンターとは別にコピー用紙が必要です。コピー用紙は500枚入りの商品が多く、小売店によって差はありますが、A4サイズ500枚入りを300円程度で購入できます。
 

コンビニのマルチコピー機を使う場合

次に、コンビニのマルチコピー機を使った場合にかかる費用を算出します。今回はセブン-イレブンでコピーするケースを想定します。なお、セブン-イレブンのA4普通紙におけるプリント代は、下記のとおりです。
 

印刷タイプ 料金(A4普通紙1枚あたり)
白黒印刷 10円
カラー印刷 50円

 
※セブン-イレブン公式サイトを参考に筆者が作成
 
今回は、自宅で印刷する場合と条件を合わせるために、500枚印刷するケースを想定して計算します。
 

白黒の場合は500枚で5000円

町内会の回覧資料や、児童会の役員でお知らせを作る際に、テキストをすべて白黒で印刷した場合は、5000円の印刷代がかかります。なお、用紙代は印刷費用に含まれます。
 

半分をカラーで印刷する場合は1万5000円

場合によっては、カラー写真を掲載する可能性もあるでしょう。その場合を想定して、250枚をカラー、残り250枚を白黒にした場合は合計で1万5000円分の費用がかかります。
 
上記の結果から、プリンターを購入する場合は、本体と用紙代を含めて約3万8000円かかり、マルチコピー機を使用する場合は最大で1万5000円程度かかると分かりました。結果のみを見ると、マルチコピー機のほうがお得ですが、ほかの観点から考えると、プリンターを購入したほうがお得なケースも見られます。
 

プリンターを買ったほうがよい場合は?

1年間というしばりの中で費用を比較すると、マルチコピー機のほうがお得です。しかし、下記に当てはまる方の場合は、プリンターの購入も視野に入れましょう。
 

●写真の印刷もしたい
●プライベートでも書類を印刷する機会がある
●子どもも使っている

 
近年は、写真も印刷できるプリンターがあるため、専用用紙を購入すれば、自宅でプリントアウトが可能です。お子さんが小さかったり、写真をよく撮ったりする場合はおすすめです。
 
また、プライベートでクーポンや行政書類をよく印刷する方も、プリンターがあると便利です。プリンターがあれば、免許証やマイナンバーのコピーも自宅で用意できます。さらに、お子さんが大学生の場合は、授業で使う資料の印刷にも活用できるでしょう。
 
プリンターは一見高額なため、1年間だけのために購入することはためらわれます。しかし、今後も使う予定がある場合や、あると便利だと感じる場合は、購入の検討をおすすめします。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 小売物価統計調査(動向編)2021年12月 2主要品目の東京都区部小売価格【2020年12月~2021年12月】 「8001 PTA会費(小学校)」~「9951 学童保育料」
株式会社セブン‐イレブン・ジャパン プリント

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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