更新日: 2023.11.14 その他暮らし
洗濯洗剤を1回につき「2倍」使ったらどれくらい「無駄」になるか計算してみた
本記事では、1回につき洗濯洗剤を適量の2倍、投入した際にかかる費用や、洗剤の量が多いことによるトラブルを紹介します。洗剤の適切な使い方を把握し、毎日の洗濯にお役立てください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
洗濯洗剤を適量の2倍使ったときの費用
まずは、洗濯洗剤の費用を設定します。小売物価統計調査によると洗濯洗剤の1kgあたりの価格は 「388円」 です。
次に、1回に使う洗濯洗剤の量を仮定します。今回は「アタック抗菌EX 本体 880g」の使用量を参考にします。1人暮らしの洗濯時を想定し、1回の水量が30Lの場合、必要な洗濯洗剤は 「25g」 です。
適切な量を使用した場合の1回あたりの費用
25g÷1kg×388円=約10円
洗濯洗剤を2倍量使用した場合の1回あたりの費用
50g÷1kg×388円=約19円
1日に1回洗濯するとして、1ヶ月間、2倍の量で洗い続けると、適量に比べて270円多く費用がかかることがわかりました。
洗濯洗剤の量が多いと起こるトラブル
汚れをしっかり落としたいから、と洗濯洗剤を多く入れすぎてしまうと、さまざまなトラブルが発生してしまう可能性があります。こちらでは、洗濯洗剤を多く投入した際に起きるリスクを3つ紹介します。起こりうるリスクやトラブルを把握して、正しい洗濯方法を身につけましょう。
衣類が傷みやすくなる
洗剤に含まれる蛍光剤や漂白成分は、汚れを落として衣服をきれいにする役割があります。しかし、衣類の量に対してこれらの成分が過剰に含まれていると、衣類の繊維を傷めたり、色落ちを引き起こす可能性があるでしょう。
洗濯槽にカビが発生しやすくなる
洗濯洗剤を多く使いすぎると、洗濯槽内に残った洗剤がカビのエサとなり、繁殖 (はんしょく) を手助けしてしまいます。
カビは高温多湿な環境で繁殖しやすいため、水気の多い洗濯槽内はカビが生育しやすい環境です。洗濯洗剤がたまることで、さらにカビが繁殖しやすい状況を作り出してしまうため、洗剤量の調整に気をつけましょう。
肌荒れやアレルギーを引き起こしやすくなる
洗濯洗剤には、汚れを落とすために界面(かいめん)活性剤や、蛍光剤などの化学成分が含まれている場合があります。化学成分が肌にふれることで、刺激になったりアレルギー反応を引き起こしたりするリスクがあります。
洗濯洗剤を多く使用し、すすぎが不充分な場合、衣類に成分が残り、肌トラブルの原因となる可能性があるため注意が必要です。とくに赤ちゃんや小さなお子さん、敏感肌の方などは、より肌が荒れやすいため、適量を守って洗濯を行いましょう。
まとめ
汚れをしっかり落としたいからと、洗濯洗剤を目安の倍量で使用して洗濯をし続けると、費用も通常の倍ほどかかってしまいます。また費用がかさむだけではなく、衣類や洗濯槽、お肌などに対してさまざまなトラブルが発生する原因となってしまいます。
洗濯洗剤は商品に記載されている適量を守って、適切な洗濯を心がけましょう。
出典
政府統計の総合窓口 (e-stat) 小売物価統計調査 (2023年9月)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー