更新日: 2023.11.17 子育て

高速道路のサービスエリアで「食べ物の持ち込み」はマナー違反ですか? 子どもがアレルギー体質のため、自宅で用意したものを食べさせたいです

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

高速道路のサービスエリアで「食べ物の持ち込み」はマナー違反ですか? 子どもがアレルギー体質のため、自宅で用意したものを食べさせたいです
帰省や行楽地への移動などで高速道路を利用するとサービスエリアやパーキングエリアで休息を取り、フードコートやレストランで食事をすることも多いのではないでしょうか。コンビニエンスストアが併設されている場所もあり便利ですが、特に子どもがいると外食が難しいことも少なくありません。
 
例えば、子どもがアレルギー体質などで制限があると、外では調達せず自宅で用意したものを食べさせたいと思うこともあるでしょう。
 
本記事では、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアのレストランやフードコートに食べ物の持ち込みをするのはマナー違反なのか、それとも許されるのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

サービスエリアでの禁止行為とは?

サービスエリアやパーキングエリアは休憩や食事などができる便利な場所ですが、何をしても良いわけではありません。不特定多数が集まる場所だからこそ安全、快適に利用するためにマナー違反となる行為は避けたいものです。
 
NEXCO西日本(西日本高速道路株式会社)では利用上の注意点を公表していて、例えば以下のような行為を禁止しています。

・所定場所以外への駐車
・騒音や空ぶかし
・無許可での物品販売や文書配布、署名、演説
・施設や設備のき損、汚損
・休憩目的を逸脱した行為(長時間駐車や野宿など)

これらだけでなく、法令又は条例等に違反する行為や高速道路会社の業務上の支障又は他の顧客の利用の妨げとなるような行為は控えるように注意喚起されています。
 

正当な理由があれば違反とは限らない

子どもを連れて帰省や旅行をする人も多いですが、サービスエリアやパーキングエリアのレストランやフードコートに食べ物を持ち込むことは「他の顧客の利用の妨げとなるような行為」にあたるのでしょうか。
 
レストランやフードコートでは一般的に有料で飲食物の提供が行われており、併設された机やテーブルは注文したものを飲食するために利用することが想定されています。運営側も何も注文しない人に机やテーブルを長時間使用されると、食事を楽しみたい人にサービスを提供できなくなるおそれがあります。そのため基本的には自宅など外部から食べ物を持ち込むのはやめたほうがいいでしょう。
 
ただし、やむを得ない事情や正当な理由がある場合は問題とならないことが多いです。サービスエリアやパーキングエリアのレストランなどのメニューは特別なメニューをのぞいて800円から1000円程度で楽しめるもので、混雑時も店側がサッと提供可能な麺料理や丼、カレーなどのメニューが多い印象です。一方で特別な配慮が必要なアレルギー対応食は十分でないかもしれません。
 
例えば子どもにアレルギー体質があると外食自体が困難となります。そのため、子どもが食べる分だけを自宅で用意して持ち込んでも、基本的に大きな問題にはならないと考えられます。
 

トラブルを避けるためにも事前に確認しよう

なかにはたとえアレルギー体質などの事情があっても、衛生上の理由から食べ物の持ち込みそのものを禁止している店舗や場所もあります。無意識のマナー違反やトラブルを避けるためにも、食べ物の持ち込みを希望する場合は事前に確認することをおすすめします。
 
レストランの場合は入店時、フードコート利用時は近くのスタッフに質問してみましょう。必要に応じて責任者に確認してくれるはずです。
 
持ち込みが許可されたからといって何をしてもいいわけではありません。複数の席や椅子を占拠して持ち込んだ食べ物を並べ、ゴミも持ち帰らないような行為はマナー違反となる可能性があるので注意しましょう。
 

まとめ

本記事では、高速道路のサービスエリアやパーキングエリアのレストランやフードコートに「食べ物の持ち込み」はマナー違反となるのか、子どもがアレルギー体質で外食が難しい場合、自宅で用意したものを食べさせることはできないのか解説しました。
 
マナー違反を避けるためには、サービスエリアやパーキングエリアの運営側に確認することが大切です。アレルギーがあって提供されているメニューではどうしても対応が難しいなどの個別事情がある場合は相談することをおすすめします。
 

出典

西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本) SA・PAご利用上の注意
NEXCO中日本 家族でおでかけキャンペーン秋のおすすめメニュー☆SA・PAで美味しい秋みつけた!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

ライターさん募集