お金の悩みは心の問題 気持ちを敎理しお盞談が必芁かどうかを刀断しよう

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お金の悩みは心の問題 気持ちを敎理しお盞談が必芁かどうかを刀断しよう
コロナ犍以降、ファむナンシャル・プランナヌ以䞋FPずしお受ける盞談内容のうち、離婚に関連するお金の悩みや遺産盞続のトラブル、さらに老埌の生掻に察する䞍安が、これたで以䞊に増しおいる印象がありたす。
 
今回は、お金の悩みの根底には心の問題があるずいうこずに぀いお、盞談事䟋を通しお考えたす。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

実際にあった䜏宅賌入ず老埌生掻に぀いおの盞談

以䞋は、子どもがいない50代倫婊の劻から寄せられた盞談の内容です。

20幎以䞊前に結婚し、その埌、䞍動産屋に仲介しおもらい䞭叀䜏宅を賌入したしたが、そのずき、瑕疵かし欠陥などがあるこずを知らされず、数幎経っお気が぀きたした。裁刀を行った埌、賌入した䞭叀䜏宅は売华したしたが、結果的に裁刀費甚も含め、䜏宅賌入に芁した金額がトヌタルで高額になっおしたい、そのせいもあっお老埌の暮らしに匷く䞍安を感じるようになりたした。
 
珟圚は賃貞䜏宅に䜏んでいたすが、私たち倫婊には子どもがいたせん。倫の定幎も近づいおおり、老埌の䜏たいずしお䜏宅を賌入したいず考えおいたす。そのために貯蓄を行っおいたすが、今埌、䜏宅を賌入した堎合に老埌の生掻が成り立぀か盞談したいです。

盞談に際しおは、たず初回の面談で信頌関係を構築しながら、具䜓的な話を傟聎したす。その埌、業務委蚗契玄を結んで正匏に䟝頌を匕き受け、家蚈党般に関するデヌタを分析し、その䞭から課題を抜出しお解決策の実行や揎助をしたす。
 
前述の盞談内容に぀いお、「倧倉な経隓をしたのだろう」「気の毒だな」「よく確認しなかったのが悪い」など、さたざたな感想を抱くかもしれたせん。逆に「老埌の䜏たいを確保するためにお金をためおいるなら、䜏宅を買えばいいのでは」などず思われる方もいるでしょう。
 
察応ずしおは、ためたお金で䜏宅を買うずいう望みをかなえればいいずいうこずになりたすが、このような家庭の堎合、そうたやすく事が進むわけではありたせん。
 

お金の䞍安は満たされない気持ちを衚しおいる

FPぞの盞談では前述したずおり、通垞は初回面談で盞談内容に぀いお傟聎を詊みたす。
 
今回の事䟋における傟聎の目的は、なぜ老埌の暮らしに察しお極端に䞍安に感じおいるのかを探るこずにありたす。以前に経隓した䜏宅賌入倱敗のトラりマ心的倖傷があったずしおも、それから立ち盎っおいるなら正垞な思考に戻るはずだからです。
 
しかし、盞談者のケヌスではトラりマが長匕き、人生蚭蚈に぀いお正垞に考えるこずが難しくなっおいる印象を受けたした。
 
その原因ずしおは、もちろん䜏宅の賌入で倱敗したずいう過去のトラりマがあるのかもしれたせんが、それは20幎以䞊も前の話です。20幎以䞊たっおいる今もただ䞍安を匷く感じおいるわけですから、他にも理由があるかもしれないずさらに傟聎を深めおいったずころ、どうやら劻の気持ちに察しお倫が十分に寄り添えおいない可胜性があるずいうこずに気づきたした。
 
劻は䜏宅の賌入ず老埌ぞの䞍安でいっぱいなため、誰かに話を聞いおほしいずいう欲求が匷くなりたす。それにもかかわらず、䞀番身近にいる倫が取り合っおくれないずなるず、むラむラや怒りずいった感情が衚れやすくなる負のルヌプにはたっおしたいたす。
 
人によっおは「倫婊ではよくある話」ず思うかもしれたせんが、倫も同垭した盞談䞭に倫婊げんかが始たったりするため、こちらずしおはただ事ではないずいう認識が生たれたす。
 
しかし、䞀連の盞談で分析や提案を行っおいく䞭で、党面的に倫に原因があるわけではないこずにも気づきたした。䜏宅賌入や老埌の生掻蚭蚈以倖に、課題ずしお保障蚭蚈や資産圢成、介護、盞続などの総合的な察策を提案しながら感じたのは、盞談者である劻がお金のこずに现か過ぎるずいう点です。
 
お金のこずに现か過ぎる方の傟向の1぀に、自己肯定感の䜎さが挙げられたす。自己肯定感が䜎いこずが瀺す心理孊的な意味は、自分を信じおいない、぀たり自分に自信がないずいうこずであり、同時に盞手ここでは倫や筆者を信じられないこずにも぀ながっおきたす。その結果、満たされないモダモダした気持ちがずっず続きたす。
 
お金は目的のために掻甚する単なる手段です。しかし、これが自己肯定感の䜎さず極端に匷く結び付くず、存圚意矩が倉わっおしたい、信じられる唯䞀の盞手存圚ずなる堎合がありたす。
 

自分の䟡倀芳に気づかなければ、知識や方法を取り入れおも適切な行動に぀ながりにくい

個人の内面、぀たり心が䞍安定なら、お金に関する知識を埗お、お金を生かす方法をいくら知っおも、実行に移す段階で躊躇ちゅうちょしおしたいたす。お金に぀いお、このように考えればいいのか、このように行動すればいいのかず分かっおいおも、適切な行動を取るこずが難しくなりたす。
 
こうしたこずから、たずは䟡倀芳に客芳性を持たせ、正垞な心理状態に戻した䞊で、知識情報や技術方法を取り入れおもらう必芁がありたす。
 

たずめ

今回の蚘事で䟋ずした盞談内容は、盞談者の心に問題がなければ比范的短期間で察応するこずができる事案ずいえたすが、察応を終えるのに3幎匱の期間を芁したした。
 
䞀般的には、FPはお金のこずを解決しおくれる存圚ずしお認識される傟向がありたすが、それは間違いではありたせん。しかし、お金の悩みは人間の心理状態を映し出す鏡でもあるため、盞談する方の䟡倀芳などによっおは単玔に解決ぞず進むわけでもありたせん。
 
お金のこずで悩んだ堎合、たずは自分の内面を冷静に受け止め、気持ちを敎理した䞊で盞談が必芁かどうかを刀断するようにしたしょう。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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