更新日: 2023.11.20 その他暮らし
20代後半ですが、仕事での武器はやっぱりITスキルでしょうか? リスキリングでは何を学べばいいですか?
本記事では、20代後半のキャリア形成において重要なのはどのようなスキルか、またリスキリングする際に学ぶべきスキルは何かを考えていきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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20代後半で武器となるのはコミュニケーション能力
20代後半において、仕事で活躍するための武器となるのはITスキルだけではありません。むしろ、顧客や上司、同僚など、周囲の人とうまくコミュニケーションを取る能力のほうが重要な場面も多々あります。
ITスキルは訓練により身につけられますが、コミュニケーション能力は訓練だけでは限界があります。自分の意見を分かりやすく伝え、相手の意見を丁寧に聞き、コンフリクトを上手に管理するなどのスキルは、日頃からの実践で磨かないと習得は難しいでしょう。
20代後半からこうしたコミュニケーション能力を高めていけば、仕事だけでなく人生においても幅が広がるはずです。ITスキルも重要ですが、人とのつながりを築く力を同時に磨いていきましょう。
成長マインドが仕事の幅を広げる
20代後半は世間的にいうと若手も若手ですが、若いうちから自分のスキルに満足せずに成長し続ける「成長マインド」を持つことはとても大切です。業務に必要なスキルを習得したあとは、新しいスキル獲得に対する意欲が失われてしまうこともあるでしょう。
とはいえ技術は日進月歩であり、特にIT業界の進歩は非常に荒々しい状態です。自分のスキルが陳腐化しないようアップデートしていく必要があります。自分の担当外の業務にも関心を持ち、横のつながりを構築していくことで新しいプロジェクト参画の機会なども広がるかもしれません。
成長マインドを持ち、常に新しいことにチャレンジし続けることが20代後半からのキャリアを伸ばす大きなポイントです。業務の幅を広げ、キャリアアップのチャンスをつかむためには、このマインドが欠かせません。
リスキリングには汎用的スキルを磨く
20代後半で、新たな分野に転職やリスキルを目指す際に、有効なスキルは何でしょうか。結論としていえることは、特定の職種や業界に特化した専門スキルよりも、あらゆる業界で必要とされる汎用的スキルを優先して学ぶほうが、よい結果につながりやすいということです。
例えば、簿記、Excel、プレゼンテーション、コミュニケーションや語学力などは業界や職種を問わずに幅広く役立ちます。新たなスキルの習得を考える場合は、こうした汎用的スキルをしっかり身につけることで、新しい環境でも通用する力が得られる可能性が高まります。専門性よりも汎用性を重視することが、円滑なリスキリングにつながるでしょう。
20代後半のキャリアパスプランを改善するポイント
20代後半でキャリアパスプランの改善を目指す場合、ITスキルだけでなくコミュニケーション能力、成長マインド、汎用的スキルなどを身につけることが求められます。
コミュニケーション能力は人間関係を築くうえで欠かせないスキルであり、成長マインドは新しいことへのチャレンジ精神を養うスキルです。IT業界にかかわらず汎用的スキルを磨けば、どの業界でも必要とされる基礎力が鍛えられるでしょう。
ただ、右肩上がりのキャリアパスを狙うのであれば、現状もしくは将来的に必要だと思えるスキルの習得に励むことが大切です。自分の強みとなるITスキルをさらに伸ばしつつ、ほかにも応用できるスキルをバランスよく習得しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー