2人の友人に結婚式に招待されましたが、ご祝儀は「1万5000円」ずつで問題ないですか? 手取り15万円で余裕がないのですが、「マナー違反」で嫌われるでしょうか…?

配信日: 2023.11.23

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2人の友人に結婚式に招待されましたが、ご祝儀は「1万5000円」ずつで問題ないですか? 手取り15万円で余裕がないのですが、「マナー違反」で嫌われるでしょうか…?
年齢を重ねると周囲で結婚する人が増え、結婚式に招待されることもあるかもしれません。なかには特定の時期に「結婚ラッシュ」が発生し、短期間で何度も結婚式に参列するケースも起こり得ます。
 
結婚式への参列は嬉しいものの、ご祝儀の負担が気になる人も少なくありません。結婚式に参加したいけれど収入が少なく、金欠でお金を包むことが難しいケースもあるでしょう。
 
本記事では、手取り15万円程度で家計状況も厳しいにもかかわらず、同時期に2人の友人から結婚式に招待された……そんなときにご祝儀を1万5000円ずつにするのはマナー違反となるのかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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結婚式のご祝儀の相場は3万円と決まっている?

結婚式のご祝儀は「3万円を包んだほうがいい」といわれることも多いのではないでしょうか。結婚式場紹介サービスを展開するハナユメの調査でも結婚式のご祝儀の相場は3万円とされていますが、あくまで一般的な相場のため新郎新婦との関係性や参加方法などによって金額は変化します。
 
ただし、はっきり金額が定められているものではないため「迷ったら3万円を包めば間違いない」と考えて問題ないでしょう。
 
ご祝儀の金額に正解はありませんが、一般的には割り切れる偶数や縁起の悪い数字がつく金額は避けたほうが良いとされています。具体的には10万円以下の場合は2万円、4万円、6万円、9万円です。割り切れる偶数は離婚等の将来的な別れ、特に4や9という数字は死亡や苦しみなどを連想させてしまうといわれるためです。8万円は偶数ですが末広がりをイメージすることもあるので、問題ないと判断されることもあります。
 
ただし必ずしも偶数の金額を包むことがマナー違反とは限らないケースもあるようです。例えば2万円のご祝儀はこれまで避けるべき数字の1つとされてきましたが、「1万円と5000円札2枚の合計3枚」を入れるなどの工夫をすることで問題ないとみられることもあります。
 

ご祝儀を1万5000円にするのはマナー違反?

おめでたいという気持ちはあるものの、同時期に連続で結婚式に招待されるとご祝儀の負担が重く感じることもあるかもしれません。1件あたり3万円包む場合、2人の友人から招待されると6万円の出費となり、手取りが15万円の場合は大きな負担となるでしょう。
 
負担軽減のため、一般的な相場の半額に抑えて渡すことも考えられますが、これはマナー違反となるのでしょうか。
 
結論からいえば、ご祝儀への考え方も常に変化するため一概にはいえませんが、できる限り避けたほうが無難といえるでしょう。受け取る側が「非常識」と感じるかどうかは、ご祝儀を渡す側との関係性もありますが、1万5000円は一般的な相場の半額となるため、真相はどうであれ「経済的に厳しいのか」などと心配をさせてしまう可能性もあります。
 

ご祝儀の支払いが難しい場合

経済的にご祝儀を支払うのが困難な場合は、結婚式への参列を辞退し、お祝いの気持ちを込めて1万円程度のご祝儀を渡すか、お祝い品を贈るのも1つの方法です。結婚式に参列すると式場での飲食や引き出物なども新郎新婦は負担していますが、欠席する場合はこれらがかからないため、ご祝儀相場も低くなる傾向があります。
 
ただし、招待を受けた結婚式を欠席する場合はできる限り早めに連絡しておきましょう。結婚式直前に欠席することを連絡すると新郎新婦は式場側に料理やドリンクなどをキャンセルしなければならず、場合によっては費用負担が増えることもあります。
 
どうしても欠席の連絡が直前になる場合は、本来渡す予定だったご祝儀をそのまま渡すのがマナーとされています。
 

まとめ

本記事では、同時期に2人の友人から結婚式に招待されたものの、手取り15万円程度で家計状況も厳しい場合、ご祝儀を1万5000円ずつにするのはマナー違反となるのかを解説しました。
 
できる限り出費を抑えたいという気持ちは分かりますが、結婚式を開催するためには新郎新婦側も費用がかかっていることを考えるとおすすめできません。
 
もし金欠でご祝儀の用意が難しい場合は、一時的に家族から借りる、飲食代や引き出物にかかる費用がかかる結婚式に参列するのではなく、式には欠席し別途お祝いを贈るなどの工夫が必要だといえるでしょう。
 

出典

ハナユメ 本当に3万円であってる? 関係性別結婚式のご祝儀相場一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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