更新日: 2023.11.29 その他暮らし
ご飯は「炊飯器」で保温するより「電子レンジ」で温め直すほうが良い? それぞれの電気代について解説
本記事では、炊飯器で保温をし続けるのと電子レンジで温め直すのとではどちらのほうが電気代はお得なのか、また炊飯器の節電方法についても解説しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
炊飯器で保温し続けるのと、電子レンジで温め直すのはどちらが得か
経済産業省では「省エネポータルサイト」として、さまざまな家電の省エネに関する情報を公開しています。炊飯器の省エネについて見ていきましょう。
こちらのサイトでは、ごはんを炊飯器で保温し続ける場合と、保温せずに電子レンジで温め直す場合の電気代についてシミュレーションしています。
シミュレーションでは、炊飯器でご飯を3合炊いて1.5合食べ、4時間炊飯器にて保温していた場合、消費エネルギーは224Wh、電気代は約6.94円です。一方、炊飯器でご飯を3合炊いて1.5合食べ、後に1.5合電子レンジで温め直した場合、消費エネルギーは193Wh、電気代は約5.93円となっています。
このように、炊飯器で4時間以上保温する場合、電子レンジのほうが電気代は安いと言えます。とはいえ、今回のケースでは1回当たり1円しか違いません。つまり、年間でも365円です。もちろん節電は積み重なることで効果は大きくなりますが、「節電になるから絶対に炊飯器で保温はしないようにしよう」と気を張り過ぎる必要はないでしょう。
炊飯器の節電方法
節電はエアコンや照明などの大きく電気を消費する家電から対応することが大切です。とはいえ、それ以外の毎日使う家電もコツコツと節電し続けることで、効果が大きくなります。炊飯器の節電方法について確認していきましょう。
長時間の保温は避ける
炊飯器で長時間の保温は避けることが大切です。保温時間が長くなればなるほど電力の消費量は増えてしまい、前出のシミュレーションのように、電子レンジで温め直すほうが節電につながる場合もあります。
また、ご飯はおいしく食べたいものですが、保温時間が長いと風味も損なわれてしまいます。長時間保温しておくとお米のパサつきや劣化が進み、おいしさが減っていくことは避けられません。
節電とおいしさという両方の観点から、炊飯器で長時間の保温は避けましょう。
タイマー機能やエコモードを活用する
例えば、19時から夕食を食べ始める場合、17時にご飯を炊くと2時間は保温しなければなりません。それよりも、19時にタイマーをセットしてご飯が炊けるようにしたほうが、電気代の節約につながります。
また、エコモードがある炊飯器では、通常モードで炊くよりも電気代のカットが可能です。タイマー機能やエコモードを上手に活用しましょう。
未使用時は電源プラグを抜く
炊飯器に限りませんが、家電は使用していない時でも待機電力として電力が消費されています。未使用時にコンセントから電源プラグを抜くと、無駄な電力消費がなくなり、節電につながります。
まとめ
炊飯器の電気代自体はそこまで大きくありませんが、使用頻度が高い家電であり、節電はしておきたいものです。
今回紹介した内容を参考に、炊飯器でも節電を検討してみてはいかがでしょうか。
出典
経済産業省 省エネポータルサイト 無理のない省エネ節約
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー