就職してから初めて「結婚式」に出席します。手取り16万円ですが、ご祝儀は「3万円」包むべきでしょうか…?
配信日: 2023.11.28
自分自身の手取りや、新郎新婦が友人あるいは上司など自分との関係性でご祝儀の金額は変わるのでしょうか。失礼がないようにするためには、どのようなケースでいくら包むのかなど、具体的なご祝儀金額を把握しておく必要があります。
本記事では、結婚式出席の際に包むご祝儀やご祝儀袋について解説するので、初めて結婚式に出席する場合は参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚式のご祝儀はどれくらいが基本?
結婚式のご祝儀はいくら包むのが妥当なのかを考えたとき、まず重要なのが「誰の結婚式に出席するか」です。
例えば、出席する機会が多いであろう友人の結婚式は、結婚式のご祝儀の基本とされることの多い「3万円」を包むのが一般的とされています。
また職場の上司や同僚、部下など仕事関係の場合でも「3万円」が相場とされるケースが多いでしょう。この3万円というご祝儀額は、自身との関係性にかかわらず「包んでおけば問題ない」と考えられる、ご祝儀の基本相場といえます。しかし親族の結婚式ではご祝儀の相場は少し上がり、兄弟姉妹なら5万円、甥・姪ならば5~10万円を包むことが多いようです。
そしてこれらはあくまで相場なので、特に親しい友人や親族、友人であっても自身のほうが年上という場合は、相場よりも多く包むケースも少なくありません。ご祝儀袋に入れるお札は新札を用意する必要があるため、あらかじめ金融機関で交換してもらうなど、早めに用意するようにしましょう。
ご祝儀袋は選び方がある?
ご祝儀袋は時代の流れとともに形などは多少変化していますが、基本的な部分は大きく変わっていないといえます。水引きの結び方は、結婚の縁が解けると連想される蝶結びは避け、二度とないよう結び切りを選びます。一般的には水引きは紅白のものと金銀のものの2種類がありますが、華やかな金銀は金額が多い時に使うものとされています。
具体的にどのご祝儀袋を選べばいいかわからない場合、自分で判断せずにお店の人などに質問するのもいいでしょう。
ご祝儀にはタブーな金額がある?
ご祝儀を包む際には、例えば相場の3万円を超えているからといって、いくらでもいいわけではありません。
いくつか存在しているタブーに触れないように注意することが大切です。偶数金額(4万円や6万円など)は2で割れるため、「別れる」を連想されるので避けなければなりません。なお例外として2万円は「ペア」をイメージできるので、問題ないとする考えが広がっていますが、原則として2で割れる数字はよくないことから、3万円が一般的な相場になっているといえます。
では、割り切れない数字なら、最小金額である1万円でもいいのではないかと考えるかもしれません。しかし披露宴は1人当たりの料理相場が1万円から2万円であることを考えれば、1万円ではご祝儀として不足しているといえるでしょう。ただし披露宴などに出席せずにご祝儀だけ渡す場合は、食事代などを考慮する必要がないため、1万円を包んでも問題ありません。
手取り金額に関係なく相場は守ったほうがいい?
手取り金額が16万円だと、ご祝儀で3万円を包むのは負担が大きいかもしれません。しかし、できるだけ収入に関係なく、相場のご祝儀を用意するのがおすすめです。
ご祝儀は相手の結婚を祝うものであるため、自分の事情のみで包む金額が少ないとよくない印象を与えるかもしれません。会社関係の結婚式なら常識やマナーがないと判断されたり、友人や親族の場合は祝ってもらえてないと思われたりする可能性もあります。
相場よりも多く包む必要はありませんが、円滑な人間関係を保つのであれば、基本的には相場とされる金額を守るほうがいいでしょう。
まとめ
初めて結婚式に出席する場合、ご祝儀の金額で悩むこともあるでしょう。まずはその相場を知り、早めに新札やご祝儀袋を用意するようにしましょう。金額について迷ったら基本的に3万円を包めば問題はありませんが、さらに多くの金額を包む際には偶数にはならないように注意が必要です。
出典
一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助会(全互協) 冠婚葬祭マナー
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー