今年の冬は「重ね着」だけで乗り切るつもりです。モチベーション維持のため、浮くであろう電気代を教えてください。
配信日: 2023.12.02 更新日: 2023.12.04
ここでは、冬にかかる暖房代の目安と暖房を使わず冬を乗り切る方法を紹介しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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暖房代が高くなりやすい理由
前述の通り、暖房代は冷房代よりも高くなる傾向があります。冷房よりも外気温と設定温度の差が大きくなるためです。夏の外気温を32度、設定温度を28度と仮定すると、両者の差は4度になります。
冬の外気温を8度、設定温度を20度と仮定すると、両者の差は12度になります。設定温度に到達させるまでの間に多くの電力を消費するため、暖房は電気代が高くなりやすいのです。そのため、節約に取り組む価値はあるといえるでしょう。
1シーズンでかかる暖房代の目安
暖房を使わずに冬を乗り切ると、電気代をどれくらい節約できるのでしょうか。電気代を算出するため条件を設定します。生活する部屋は8畳、暖房を使用する期間は11月~3月までの5ヶ月間、暖房を使用する時間は1日6時間、暖房使用時の消費電力は560W、電力料金単価は31円/kWhとします。電気代の算出方法は次の通りです。
電気代=消費電力(kW)×電力料金単価×時間
上記の条件で暖房を1日使用すると電気代は約104円(0.56kW×31円×6時間)かかります。1ヶ月あたりの電気代は約3120円(約104円×30日)、5ヶ月あたりの電気代は約1万5600円(3120円×5ヶ月)です。実際にかかる電気代はさまざまな条件で変動しますが、上記の条件であれば重ね着だけで冬を乗り越えると約1万5600円の節約になると考えられます。
暖房を使わず冬を乗り切る方法
電気代を節約できる点は魅力ですが、暖房を使わないと室内はとても寒くなってしまいます。ここからは、暖房を使わず冬を乗り切る方法を紹介します。
・窓の断熱
室内の寒さを和らげるため取り組みたいのが窓の断熱です。窓などの断熱性を高めることで、外からの冷気を防ぎ、室内の熱が外に漏れるのを防げます。効果的な対策として、窓に遮熱カーテンを取り付けて閉めておくことがあげられます。あるいは、窓に断熱シートを貼ってもよいでしょう。
・湯たんぽ
窓の断熱を行っても、暖かさを感じることは難しいでしょう。ぬくもりが欲しいときは、湯たんぽを活用してみてはいかがでしょうか。昔ながらの方法ですが、じんわりと温まれます。
湯たんぽをもってブランケットや毛布に包(くる)まると、冬の寒さを忘れられるかもしれません。お湯を沸かすことが面倒な方は、電気で発熱・蓄熱するタイプの湯たんぽを選ぶとよいでしょう。
重ね着だけで過ごせれば暖房代を節約できる
暖房代は冷房代よりも高くなりがちです。節約に取り組む価値はあると考えられます。重ね着だけで冬を乗り越えると、上記の条件であれば1シーズンで約1万5600円節約できる可能性があります。
寒さを感じるときは湯たんぽなどを活用するよいでしょう。ただし、頑張りすぎると体調を崩す恐れがあります。無理のない範囲で取り組んで、暖房の使用時間を減らしてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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