更新日: 2023.12.04 その他暮らし

電車によく乗ります。「切符」と「ICカード」では交通費にどれくらいの差がありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

電車によく乗ります。「切符」と「ICカード」では交通費にどれくらいの差がありますか?
交通系ICカードを忘れてしまい、切符を購入したという方は多くいるでしょう。しかし、切符とICカードで交通費に差があることを知っていますか?本記事では、切符購入とICカード利用で生じる交通費の差を比較して紹介します。
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区間別に切符購入とICカード利用の費用を比較

まず、区間別に切符の購入とICカードを利用した場合の交通費を比較します(2023年11月時点)。
 

大森町-日本橋

大森町-日本橋間の移動に利用する路線は京急本線・都営浅草線です。
 
切符購入:450円
ICカード利用:448円
 
切符購入よりもICカード利用の方が2円安いと分かりました。
 

立川-新宿

立川-新宿間の移動に利用する路線は中央線です。
 
切符購入:490円
ICカード利用:483円
 
切符購入よりもICカード利用の方が7円安いと分かりました。
 

南阿佐ヶ谷-品川

南阿佐ヶ谷-品川間の移動に利用する路線は東京メトロ丸ノ内線・山手線です。
 
切符購入:420円
ICカード利用:417円
 
切符購入よりもICカード利用の方が3円安いと分かりました。
 

交通系ICカードの種類

切符の購入が不要で、必要な金額をチャージすればタッチだけで電車に乗れる交通系ICカード。日本各地の鉄道会社によって発行されており、その種類は豊富です。ここからは、代表的な交通系ICカード3種類の特徴を紹介します。
 

Suica

Suicaは、JR東日本グループが発行する交通系ICカードです。おサイフケータイ対応のスマートフォンであれば、モバイルSuicaも利用可能。また、JR東日本グループが発行しているビューカードと連携することでオートチャージ機能が使えるため、残高不足で改札から出られないというトラブルを防止します。
 

PASMO

PASMOは、首都圏や仙台、新潟、札幌エリアで利用されている交通系ICカードです。東京メトロを利用すると、メトロポイントクラブのポイントが貯まります。PASMOもクレジットカードとの連携が可能です。
 

manaca

manacaは、名古屋を中心に利用されている交通系ICカードです。利用実績によってマイレージポイントが還元されるサービスを実施しています。
 

交通系ICカードの魅力

交通系ICカードを利用するメリットは、改札をタッチで通れることだけではありません。ここでは、交通系ICカードの持つ魅力を紹介します。
 

コンビニや自販機の支払いにも対応

交通系ICカードは電車やバスの利用以外にも、コンビニや一部の自販機での支払いに対応しています。電子マネーの機能も備えているため、手元に現金がないときでも交通系ICカードで支払いが可能です。
 
支払いに対応しているお店は、コンビニやスーパー、ドラッグストア、飲食店、アミューズメント施設などがあります。お店の入り口やレジにICカードが利用可能なのか案内を貼っている店舗が多いため、事前にチェックしてから活用しましょう。
 

モバイルICカードの利用が可能

交通系ICカードの多くは、スマートフォンに取り込むことでモバイルカードとして利用できます。アプリを立ち上げて改札でタッチすれば、カードすら持たずに乗車可能です。モバイルICカードのチャージは、一般的にクレジットカードを紐づけて行います。
 

オートチャージが可能

多くの交通系ICカードがオートチャージに対応しています。クレジットカードを連携させておけば、改札を通るだけで自動的にチャージ可能です。例えば、改札の入場または出場時に残高が1000円以下であれば3000円チャージするといった条件を設定できます。ICカードの種類によっては条件変更できない可能性もあるため、事前にチェックしましょう。
 

切符購入とICカード利用の費用差は少額!

今回、3つの区間における切符購入とICカード利用でかかる交通費を比較しましたが、多くても7円の差でした。往復で14円、30日間で420円、1年間で5110円の差額が生まれます。ICカードには、交通費が安くなる以外の魅力もあります。
 
電車やバスへの乗車がスムーズに行えるだけではなく、自販機やお店の支払いにも利用できるため、手元に現金がないときにも役立つでしょう。
 

出典

JR東日本 Suica
株式会社パスモ PASMO
株式会社エムアイシー manaca
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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