昼食は毎日会社近くの「そば」を食べています。麺類はコスパや栄養面はよいのでしょうか?

配信日: 2023.12.06

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昼食は毎日会社近くの「そば」を食べています。麺類はコスパや栄養面はよいのでしょうか?
寒い季節は、温かいそばやうどん、ラーメン(中華そば)などの麺類が食べたくなるという方も多いでしょう。比較的手軽に食べられて、価格も安いイメージがある麺類ですが、単品で食べるとなると栄養面が気になるところです。
 
そこで今回は、「そば」「うどん」「ラーメン(中華そば)」の相場と、栄養面について解説します。麺類を食べる機会が多い方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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外食における麺類の平均価格

まずは、外食で「そば」「うどん」「ラーメン(中華そば)」を食べた場合の平均価格を見てみましょう。総務省統計局の「小売物価統計調査」では、表1の結果が発表されています。
 
表1

日本そば うどん ラーメン(中華そば)
平均価格 710円 747円 567円

※東京都区部の価格を記載
※総務省統計局の「小売物価統計調査 2023年10月」を基に筆者作成
 
表1の結果から、最も平均価格が安いのは「ラーメン(中華そば)」であり、次いで「日本そば」「うどん」と続きます。それぞれ毎日平日の昼食に食べた場合の費用は、そばなら約1万4200円、うどんなら約1万4940円、中華そばなら約1万1340円です(20日働いたと仮定)。
 
なお、同じ条件で外食の代表的なメニューのひとつであるハンバーグを平日の昼食に毎日食べた場合の平均価格は、1086円でした。平日の昼に毎日ハンバーグを食べたら約2万1720円かかるため、中華そばとの差額は約1万380円となり、麺類は食費を安く抑えられることが分かります。
 
もちろん食べるお店やメニューによって価格は変動しますので、あくまで目安として参考にしてください。
 

栄養面において麺類に問題はないのか?

麺類は比較的価格帯が安く、節約には向いていることが分かりましたが、栄養面で問題がないのか心配する方もいらっしゃるかもしれません。
 
麺類とひと言でいっても、うどんやラーメンなどは小麦でできており、そばはそば粉(ソバの実)が原材料です。ただし、そばのなかにはつなぎとして小麦粉を使用しているものもあり、そば粉のみで作られているのは十割そばです。
 
そばは、小麦や米などほかの穀物と比較すると、栄養価(タンパク質やビタミン)が豊富だといわれています。どちらにせよ麺類単品での食事は、栄養バランスが偏ってしまいます。そのため、一緒に摂取するものが重要といえるでしょう。
 
野菜や肉・魚など、主菜や副菜をセットで食べるのがおすすめです。ここで注意すべきことは、麺類と一緒に主食を摂取してしまうことです。
 
例えば、うどんとおにぎりやラーメンとチャーハンなどを組み合わせてしまうと、糖質を多く摂取してしまうことになるため、太りやすいといわれています。
 
麺類は手軽に食べられますが、栄養を気にするのであれば、一緒に注文する料理に注意しましょう。
 

麺類は節約に効果的! ただし栄養面に注意しよう

麺類はお店で食べても比較的安い価格で済むため、節約に効果的であることが分かりました。しかし単品での摂取は、栄養バランスが偏ってしまいます。栄養を気にするのであれば、一緒に主菜や副菜を食べるのがおすすめですが、その分出費がかさみます。
 
もしも麺類で節約したいのであれば、ほかのタイミングで栄養バランスを意識した食事をとるように心がけるとよいでしょう。
 

出典

総務省統計局 e-Stat 小売物価統計調査(動向編)月次2023年10月 統計表2「1001 うるち米(単一原料米,「コシヒカリ」)」~「2183 学校給食(中学校)」第2表 主要品目の東京都区部小売価格
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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