更新日: 2023.12.13 その他暮らし
たっぷりシャワーを使ってから湯船に浸かる派です。1回あたりの入浴コストはどのくらい?
本記事では、シャワーとお風呂の入浴コストと、コストを削減する方法について解説します。本記事を通じて、入浴時のコストに関する不安を解消して、計画的に入浴するために役立ててください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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入浴コスト
入浴の際には、大きく「水道代」と「ガス代」といったコストがかかります。一般的な基準にもとづいたシャワーとお風呂のコストを理解することで、経済的な視点から日々の入浴を計画的に行えます。さらに、コストを把握することは家計の改善にもつながるでしょう。
本項では、シャワーとお風呂にかかる入浴コストについて紹介します。
シャワーにかかるコスト
東京都水道局によれば、シャワーを3分間連続して使った場合の水の使用量は36リットルです。また、1リットルあたりの水道料金はおおよそ0.24円です。
例えば、シャワーの利用時間が15分の場合、水量は180リットルとなります。この場合の水道代は、「0.24円×180=43.2円」となり、約43円です。
また、ガス代の計算は「沸かす前後の水温差×水量÷熱効率÷発熱量×従量単価」で行います。
例えば、水温差が25℃(15℃→40℃)、水量が180リットル、熱効率が80%、都市ガスの発熱量が11000Kcal、プロパンガスの発熱量が24000Kcalと仮定します。
都市ガスの従量単価が157円、プロパンガスの従量単価が698円の場合、ガス代は以下のとおりです。
●都市ガス:約80円
●プロパンガス:約163円
水道代も合わせた金額は、都市ガスが約123円、プロパンガスが約206円となります。
※上記は概算となるため実際の金額とは異なる場合があります。
お風呂にかかるコスト
東京都水道局によれば、1リットルあたりの水道料金は約0.24円です。また、国土交通省によると、一般家庭の浴槽には、約200リットルの水が入ります。
したがって、浴槽に200リットルのお湯を入れる場合の水道料金は、約48円(0.24円×200リットル)となります。
ガス代の計算方法は、以下のとおりです。
・ガス代=沸かす前後の水温差×水量÷熱効率÷発熱量×従量単価
例えば、水量が200リットル、沸かす前後の水温差が25℃(15℃→40℃)、熱効率が80%、発熱量が都市ガスは10750Kcal、プロパンガスが24000Kcal、そして従量単価が都市ガスが157円、プロパンガスが698円だと仮定すると、それぞれのガス代は以下のとおりです。
●都市ガス:約91円
●プロパンガス:約181円
水道代も合わせた金額は、都市ガスが約139円、プロパンガスが約229円となります。
※上記は概算となるため実際の金額とは異なる場合があります。
入浴コストを削減する方法
シャワーやお風呂などの入浴コストを削減する方法は、以下のとおりです。
●お湯の温度を下げる
●節水用シャワーヘッドを使用する
●追いだきの回数を減らす
●こまめにフタをする
●お湯の使用量を減らす
●浴槽にペットボトルを入れる
●シャワーの利用時間を短くする
●前の入浴者から時間を空けずに入浴する
●お風呂に入る際はシャワーを使用しない
これらの方法を実践することで、お湯の使用量を減らせるので、それによって入浴コストを削減することが可能です。
光熱費をおさえたい場合は入浴コストも考慮することが大切
シャワーの入浴コスト(水道代+ガス代)は、都市ガスが約123円、プロパンガスが約206円です。また、お風呂の入浴コストは、都市ガスが約139円、プロパンガスが約229円となります。
これらの入浴コストを考慮し、削減に向けた方法を実践することが、家計の改善につながります。早速、本日の入浴から試してみてください。
※入浴コストは概算であり、実際の状況によって異なる場合があります。
出典
国土交通省 お風呂で
東京水道局 くらしと水道
東京水道局 よくある質問
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー