更新日: 2023.12.13 その他暮らし

たっぷりシャワーを使ってから湯船に浸かる派です。1回あたりの入浴コストはどのくらい?

たっぷりシャワーを使ってから湯船に浸かる派です。1回あたりの入浴コストはどのくらい?
物価高などにより、多くの方が家計負担の増加に気をもんでいる中で、シャワーやお風呂の入浴コストについて懸念している方が増えています。入浴コストを理解することで、計画的な入浴が可能となり、家計の改善にも寄与します。
 
本記事では、シャワーとお風呂の入浴コストと、コストを削減する方法について解説します。本記事を通じて、入浴時のコストに関する不安を解消して、計画的に入浴するために役立ててください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

入浴コスト

入浴の際には、大きく「水道代」と「ガス代」といったコストがかかります。一般的な基準にもとづいたシャワーとお風呂のコストを理解することで、経済的な視点から日々の入浴を計画的に行えます。さらに、コストを把握することは家計の改善にもつながるでしょう。
 
本項では、シャワーとお風呂にかかる入浴コストについて紹介します。
 

シャワーにかかるコスト

東京都水道局によれば、シャワーを3分間連続して使った場合の水の使用量は36リットルです。また、1リットルあたりの水道料金はおおよそ0.24円です。
 
例えば、シャワーの利用時間が15分の場合、水量は180リットルとなります。この場合の水道代は、「0.24円×180=43.2円」となり、約43円です。
 
また、ガス代の計算は「沸かす前後の水温差×水量÷熱効率÷発熱量×従量単価」で行います。
 
例えば、水温差が25℃(15℃→40℃)、水量が180リットル、熱効率が80%、都市ガスの発熱量が11000Kcal、プロパンガスの発熱量が24000Kcalと仮定します。
 
都市ガスの従量単価が157円、プロパンガスの従量単価が698円の場合、ガス代は以下のとおりです。

●都市ガス:約80円
●プロパンガス:約163円

水道代も合わせた金額は、都市ガスが約123円、プロパンガスが約206円となります。
 
※上記は概算となるため実際の金額とは異なる場合があります。
     

お風呂にかかるコスト

東京都水道局によれば、1リットルあたりの水道料金は約0.24円です。また、国土交通省によると、一般家庭の浴槽には、約200リットルの水が入ります。
 
したがって、浴槽に200リットルのお湯を入れる場合の水道料金は、約48円(0.24円×200リットル)となります。
 
ガス代の計算方法は、以下のとおりです。
 
・ガス代=沸かす前後の水温差×水量÷熱効率÷発熱量×従量単価
 
例えば、水量が200リットル、沸かす前後の水温差が25℃(15℃→40℃)、熱効率が80%、発熱量が都市ガスは10750Kcal、プロパンガスが24000Kcal、そして従量単価が都市ガスが157円、プロパンガスが698円だと仮定すると、それぞれのガス代は以下のとおりです。

●都市ガス:約91円
●プロパンガス:約181円

水道代も合わせた金額は、都市ガスが約139円、プロパンガスが約229円となります。
 
※上記は概算となるため実際の金額とは異なる場合があります。
 

入浴コストを削減する方法

シャワーやお風呂などの入浴コストを削減する方法は、以下のとおりです。

●お湯の温度を下げる
●節水用シャワーヘッドを使用する
●追いだきの回数を減らす
●こまめにフタをする
●お湯の使用量を減らす
●浴槽にペットボトルを入れる
●シャワーの利用時間を短くする
●前の入浴者から時間を空けずに入浴する
●お風呂に入る際はシャワーを使用しない

これらの方法を実践することで、お湯の使用量を減らせるので、それによって入浴コストを削減することが可能です。    
 

光熱費をおさえたい場合は入浴コストも考慮することが大切

シャワーの入浴コスト(水道代+ガス代)は、都市ガスが約123円、プロパンガスが約206円です。また、お風呂の入浴コストは、都市ガスが約139円、プロパンガスが約229円となります。
 
これらの入浴コストを考慮し、削減に向けた方法を実践することが、家計の改善につながります。早速、本日の入浴から試してみてください。
 
※入浴コストは概算であり、実際の状況によって異なる場合があります。
 

出典

国土交通省 お風呂で
東京水道局 くらしと水道
東京水道局 よくある質問
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集