更新日: 2024.01.16 その他暮らし

1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり食べています。白菜と豚肉メインですが、栄養的に問題ないでしょうか?

1人暮らしで冬は毎日「鍋」ばかり食べています。白菜と豚肉メインですが、栄養的に問題ないでしょうか?
毎年冬になると温かい鍋が恋しくなる人は多いのではないでしょうか。冬場はほぼ毎日鍋を食べている人もいるかもしれません。白菜と豚肉がメインの安くてシンプルな鍋を毎日食べ続けた場合、栄養的に大丈夫なのでしょうか。
 
また、他の食事と比較して節約になるのかということを解説します。時短や節約のために、鍋を食べる機会が多い人はぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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白菜と豚肉がメインの鍋の材料費


具材が白菜と豚肉のみの鍋の材料費を計算していきましょう。総務省が公表する「小売物価統計調査(動向編)2023年11月」によると、輸入ロース肉の東京都区部小売価格は100gあたり171円です。
 
一方、白菜の東京都区部小売価格は1kgあたり191円となっています。鍋に1人前あたり100gのロース肉と250gの白菜を使用した場合、1食にかかる材料費は約218.8円です。
 
市販の鍋の素を使用せず自分でスープを作り、冷蔵庫にあるポン酢しょうゆで食べる場合、1食あたり250円ほどで済みます。ご飯やうどんなどの締めをつけても、1食あたり300円前後で済ませることは可能でしょう。
 
同じく総務省が公表する「家計調査(家計収支編)2022年」によると、単身世帯の1ヶ月あたりの食費は3万9069円です。1ヶ月を30日とすると、単純計算で1日あたりの食費は約1302円、1食あたりの食費は約434円となります。このことから、白菜と豚肉がメインの鍋を食べることで節約になるといえるでしょう。
 

栄養面は大丈夫?


具材が白菜と豚肉のみの鍋を毎日食べ続けた場合、気になるのは栄養的に問題がないかという点です。結論からいうと、1日1食程度であれば何ら問題はありません。厚生労働省によると、成人男性(活動量:低い)の1日あたりの摂取カロリーの目安は2000~2400kcalです。
 
1食あたり660~800kcal程度を目安に食べる必要がありますが、白菜と豚肉のみの鍋は低カロリーなので、ご飯やうどんを食べ過ぎない限りカロリーオーバーする可能性は低いでしょう。健康維持に欠かせない野菜や体を作るために必要なたんぱく質を摂取できる鍋は、健康的なメニューといえます。
 

鍋におすすめで節約できる具材

鍋を頻繁に食べる場合、毎回豚肉や白菜ばかりでは飽きてしまうかもしれません。ほかにも節約向きの食材は多くあるため、さまざまな食材を試して変化を出してみてはいかがでしょうか。その年の収穫状況によって異なりますが、冬になると白菜と同様に大根や小松菜は安くなる可能性があります。
 
また、同じ肉でも安価な豚バラ肉や鶏むね肉を使うのもおすすめです。豆腐や厚揚げ、油揚げなどの大豆加工食品は価格が安定していて、ボリュームも出るため満足感がアップするでしょう。厚揚げや油揚げを入れることでスープにコクが出て、鍋がよりおいしくなることが期待できます。
 

冬に鍋を食べる利点は多い

鍋は野菜をたっぷりと摂取でき、体が温まるため冬に最適なメニューです。安価な具材を使用することで節約にもなるため、家計にとってやさしいメニューともいえます。ただし、毎回同じ具材ばかりだと飽きてしまう可能性があるため、旬の食材やセール品などを狙って鍋ライフを満喫してみてはいかがでしょうか。豆乳鍋やみそ味などスープの味付けを毎回変えるのもおすすめです。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編) 月次 2023年11月

総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 年次 2022年

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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