更新日: 2023.12.21 その他暮らし
「ハイボール」や「酎ハイ」は買うより作ったほうが安い!? それぞれの価格について計算してみた
そこで本記事では、チューハイやハイボールなどを缶の既製品を買うのではなく、家で手作りした場合、安くなるのかについて計算してみました。なお価格は2023年12月時点のものを記載しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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チューハイの場合
チューハイとは、焼酎やウオッカなどに果汁等を加え、炭酸で割った飲料の総称として使われており、原料はさまざまです。例えば定番のレモンチューハイであれば、レモンの果汁などを加えた焼酎の炭酸割りのことを指します。
チューハイは2023年10月より実施された酒税改正では税額は据え置きとなりましたが、2026年10月からは現在の28円から35円に増税が予定されています。
プレーンチューハイの場合
プレーンチューハイとは、焼酎と炭酸のみで作られた飲料を指します。既製品としては、160~180円前後で販売されています。一方で、炭酸水は500mlのもので130円前後、焼酎は1500円前後で販売されています(今回は1800ml、25度の焼酎を使用)。
自宅でアルコール度数7%のプレーンチューハイを350ml作る場合、かかる金額は以下のとおりです。なお、既製品の金額はすべておおよその税込価格で計算しています。
焼酎98ml使用 1500円×(98ml/1800ml)=約81円
炭酸水252ml使用 130円×(252ml/500ml)=約66円
合計約147円
合計が約147円となったため、手作りチューハイは既製品よりも若干安い値段となりました。
レモン酎ハイの場合
レモンチューハイはプレーンチューハイにレモン果汁や果実のレモンを加えます。既製品の場合、160円前後で販売されています。手作りする際に使用するレモン濃縮果汁は70ml200円前後で販売されています。自宅でアルコール度数7%のレモンチューハイを350ml作る場合、かかる金額は以下のとおりです。
プレーンチューハイ約147円
レモン濃縮果汁5ml使用 200×(5ml/70ml)=約14円
合計約161円
レモンチューハイの場合、果汁を使用する分の手作り単価が上がるため既製品とほぼ同等となりました。
ウーロンハイの場合
ウーロンハイは、炭酸で割ってはいませんが、チューハイの一種として認識されています。既製品の場合、160~230円前後で販売されています。ウーロン茶は500mlのものが170円前後で販売されています。自宅でアルコール度数6%のウーロンハイを350ml作る場合、かかる金額は以下のとおりです。
焼酎98ml使用 1500円×(98ml/1800ml)=約81円
ウーロン茶252ml使用 170×(252ml/500ml)=約86円
合計約167円
手作りの場合167円で作れますので、既製品と同等か商品によっては約60円前後安くなります。
ハイボールの場合
日本においてハイボールは、一般的にウイスキーを炭酸で割った飲料のことを指します。既製品の場合は180~200円前後で販売されています。手作りに使用するウイスキーは、1000円前後で販売されています(今回は700ml、37度のウイスキーを使用)。自宅でアルコール度数7%のウイスキーハイボールを350ml作る場合、かかる金額は以下のとおりです。
ウイスキー 66.2ml使用 1000×(66.2ml/700ml)=約90円
炭酸水283.8ml使用 130円×(283.8ml/500ml)=約74円
合計約164円
ハイボールの場合は、手作りの方が既製品より約20~30円安いという結果となりました。
既製品を買った方が得な場合もある
今回の調査では、手作りの場合おおむね160円程度で作れましたが、既製品とほぼ同等か若干安いという結果になりました。手間などを考えると、特売時などに既製品を購入した方がお得だといえるでしょう。
一方で、手作りの良さは配合を自分好みに変えられることです。例えば、濃い味が好きであればお酒を多めに入れれば調整が可能であり、既製品よりお得に作れる場合もあります。既製品の中に自分好みの味がないという人は、1度手作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
出典
財務省 酒税に関する資料
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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