更新日: 2023.12.22 その他暮らし
49歳男性です。息子が「結婚式を挙げたいから少し援助してほしい」といいますが、結婚式の相場って今はどうなっていますか?
結婚式は大きなイベントのため、費用も決して安いものではありません。希望の結婚式を挙げるためには、金銭的な負担が大きくなってしまうこともあるでしょう。
本記事では、結婚式費用の相場や、親から援助を受けたカップルの割合、親からの援助総額などを紹介します。援助費用の平均を参考に、結婚式を援助できるように、早めに資金を貯め始めるのもいいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚式費用の相場
ここでは、「特定サービス産業動態統計調査」と「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023調べ」を参考に、おおよその結婚式費用の相場を紹介します。親や親戚からの援助の割合や金額も紹介しますので、子どもを持つ親は、将来にどれくらいの費用がかかるかの見通しも立つでしょう。
結婚式費用の総額
「特定サービス産業動態統計調査」によると、式場で行われる挙式と披露宴にかかる費用の2022年度の平均額は「約315万7000円」です。「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」によると、挙式と披露宴・ウエディングパーティーにかかる費用総額は、全国で平均「327万1000円」です。2つの調査から、結婚式費用はおおよそ320万円と考えられるでしょう。
親から結婚費用の援助を受けたカップルの割合
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」によると、結婚費用(結納、挙式、披露宴・ウエディングパーティー、二次会、新婚旅行)に対して、親や親族から援助を受けたカップルの割合は、全国で「78.7%」です。
8割近くのカップルが、費用の支援を受けていることが分かります。また、夫側からのみの援助が「9.3%」、妻側からのみの援助が「11.6%」、両者からの援助が「73.7%」という結果です。
多くのカップルが、それぞれの親や親族から支援を受けて、結婚式を挙げています。ただし近年は、ミニマルな結婚式や、ウエディングフォトのみを撮るカップルも増えてきています。
親から結婚費用の援助総額
「ゼクシィ結婚トレンド調査 2023調べ」によると、結婚費用に対する親や親族からの援助総額は、全国で平均「181万1000円」です。結婚式費用の総額がおおよそ320万円のため、6割弱の援助割合となることが分かりました。
結婚は人生における大きなイベントのため、費用もそれなりにかかります。子どもにはやりたい結婚式を挙げてほしい、親として娘・息子の晴れ姿を目に焼き付けたいなどと考える方も多いでしょう。そのため、結婚式の費用で子どもが悩んでいる場合に、援助をする方が多いのだと考えられます。
親から子への結婚式費用の援助方法
ここでは、結婚する子どもの結婚式費用を、援助するための方法を紹介します。トラブルが発生しないように、新郎側と新婦側の両家で、支援方法を共有しておくことも大切です。
両家で折半する
ゲストの人数や衣装代などに差があまりない場合は、両家で折半して支援するという方法があります。細かく金額を分けるのは面倒だとか、両家でお金の話をすることは気が引けるという場合におすすめです。
ゲストの人数に合わせて支援割合を変える
新郎側と新婦側で招待するゲストの人数が大きく異なる場合は、折半にすると、ゲストが少ない側の負担が大きくなってしまいます。そのため、ゲスト人数に合わせて、支援金額を変更することも一つの手段です。
また、新婦側がウエディングドレスにこだわると、衣装代が高くつきます。その場合は、衣装代は新婦側が負担するなどと、前もってルールを決めておくことが大切です。
子どもの結婚式費用はおよそ6割弱の親が支援している
結婚式は、一生の思い出に残る大切なイベントです。何度も行えるものではないため、親も、子どもには妥協せずに、好きな形で結婚式を挙げてほしいと考えるでしょう。そのためには、親の援助が欠かせない場合もあります。
結婚式費用の相場や援助額の割合などを参考として覚えておき、子どもが結婚式を挙げるときには援助したいと考えている方は、早いうちから資金を貯めることをおすすめします。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 特定サービス産業動態統計調査 結婚式場業(企業調査)2023年9月
株式会社リクルート ブライダル総研 ゼクシィ 結婚トレンド調査2023報告書(首都圏)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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