最近、車の盗難事件が多く不安です…… 対策方法はどんなものがありますか?
配信日: 2023.12.22
本記事では車の盗難対策や、保険について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車が盗難される危険は常にある
一般社団法人日本損害保険協会が公表している「第24回自動車盗難事故実態調査結果」では、2020年1月~2022年12月までの調査期間中に全国で発生した自動車盗難事故のうち、保険金支払いが発生した件数が記載されています。
この結果によると2020年は2964件、2021年は2425件、2022年は2656件車両本体の盗難が発生し、その保険金が支払われていることが分かります。
また、警視庁によると盗難の事例として、短時間車から離れる場合に油断してエンジンをかけたままにしたり、ドアロックをかけず車内に車キーを置いて車を離れたりしたときに盗まれるケースが挙げられています。少しの気の緩みが盗難につながる可能性があり、被害にあうリスクは誰にでもあるといえるでしょう。
車の盗難を防ぐには
車の盗難を防ぐためには、まず路上に車を放置駐車しないことが大切です。また、たとえ短時間であってもエンジンをかけたまま車から離れることはせず、エンジンを切り、ドアロックもかける必要があるでしょう。少しの気の緩みから盗難被害にあうこともあるため、高い防犯意識を持って行動することが重要です。
ほかにも、盗難防止グッズを活用するのも一つの方法といえます。盗難防止グッズはさまざまな種類があるため、使いやすさや必要に応じて選ぶとよいでしょう。
具体的な盗難防止グッズとしてはハンドルロックやタイヤロック、セキュリティーアラームなどが挙げられます。ハンドルロックは車のハンドルにつけるグッズで、その名の通りハンドルを動かせないようにするものです。
車両本体にもハンドルロック機能がついているものの、エンジンがかかると解除されてしまうため、後付けのハンドルロックを取り付けることでより強固なロックが可能になります。また、タイヤロックはタイヤにつける装置です。装着することでタイヤの回転を防ぐため、簡単に車の移動ができない仕組みとなっています。
セキュリティーアラームは、車の不審な動きを感知した際に作動するグッズです。異常があったときに、音や光で周囲へ知らせられる点が特長といえるでしょう。特に後付けタイプであれば、動作条件を詳細に設定することも可能なため、高いセキュリティー性を期待できます。
車両保険について
万が一の事態を想定して、車両保険への加入を検討するのもよいでしょう。車両保険のなかには、車両盗難被害を受けたときに補償を受けられるタイプもあります。ただし、車両保険のなかには保険料が安い代わりに、盗難被害が補償対象外となっている場合もある点に注意が必要です。
そのため、盗難被害による補償を受けたい場合は、加入する保険に車両盗難が補償対象に含まれているかどうか確認しましょう。また、補償金額も保険会社によって異なるため、保険に加入する際に補償内容や補償金額をよく確認する必要があります。
車両盗難を防ぐ対策をしよう
少しの気の緩みで車両盗難の被害にあう可能性もあるため、短時間で戻る場合であっても被害にあわないような対策をすることが大切です。本記事で紹介したように、盗難防止グッズを使用することも効果が期待できるでしょう。また、被害にあった場合の補償を受けられるように、車両盗難も含まれている自動車保険の加入を検討するのもよいでしょう。
出典
一般社団法人日本損害保険協会 第24回自動車盗難事故実態調査結果
警視庁 「自動車盗、車上ねらい」の防犯対策
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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