更新日: 2023.12.27 その他暮らし
通勤の際、「1駅手前」で降りるとどれくらい節約できて、カロリー消費も期待できますか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
最寄り駅が大森町駅の人が平和島駅で降りる場合
今回、勤務先が品川駅で最寄り駅が大森町駅と想定します。品川駅から大森町駅までの交通費はIC利用の場合で片道228円です。品川駅から最寄り駅の一駅前である平和島駅で降りると交通費は片道180円です。
228円-180円=48円
一駅手前で降りるごとに48円の節約ができます(片道のみの場合)。また、1ヶ月続けると1440円、半年続けると8640円、1年続けると1万7280円の節約が可能です。ただし、1年間毎日電車に乗るわけではないため、実際に節約できる費用はもう少し低くなります。
エネルギー消費量はどれくらい変わる?
平和島駅と大森町駅の距離は約1kmです。この距離をいつもの帰り道に加えて歩くとするとエネルギー消費量がどのくらいプラスになるかを計算します。
運動強度の評価としてメッツという単位が使われます。メッツは安静時の酸素摂取量3.5ml/kg/分を1としたときに、行った運動が何倍のエネルギーを消費したかを運動強度で示した単位です。例えば、ほどほどの速さで歩いたときのメッツは3.5です。3.5メッツの歩行速度では、1kmを歩くのに約13分かかります。また、体重は約50kgの方と仮定します。
エネルギー消費量を求める計算式は
1.05×エクササイズ(メッツ・時)×体重(kg)
となるため当てはめると、
1.05×3.5メッツ×(13分÷60分)×50kg=約40kcal
上記が算出されます。
一駅手前で降りるのを1ヶ月毎日続けると1200kcal、半年続けると7200kcal、1年間続けると1万4400kcalのエネルギー消費が可能のようです。
交通費を節約する方法
交通費の節約をしたいと考えている方に向けて、一駅手前で降りる以外のコツを紹介します。交通費は継続的な出費のため、少しずつの節約でも長期間になると大きな金額の節約が可能です。
定期は6ヶ月分で購入する
定期の有効期間は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月とあります。期間が長い定期の方が、割引率が高いです。当分同じ勤務先に通い続けることが決まっている場合は、6ヶ月で定期を購入すると、交通費の節約につながります。路線や距離によっては数万円単位の節約にもなるため、通う場所が変わらない場合は利用するといいでしょう。
大型連休が明けてから定期を購入する
連休中は会社が休みとなり、通勤定期を利用しない人も多いでしょう。連休に入る前に定期を購入してしまうと、連休中の使用しなかった期間が無駄になってしまいます。そのため、定期を購入するなら連休が明けた後の通勤直前がおすすめです。ただし、大型連休中も定期を利用する機会がある場合は、連休前の購入でもいいでしょう。
自転車や徒歩で定期代を節約する
自宅から最寄り駅までバスを利用している方は、自転車や徒歩に変更することで定期の区間が短くなり交通費の節約につながります。また、一駅会社側に近い駅までの定期を購入する方法でも交通費を抑えることが可能です。歩いたり自転車に乗ったりする手間は増えてしまいますが、オフィスワークで1日中座って仕事をしている方であれば、運動不足の解消にもつながるでしょう。
交通費の節約は運動不足解消にもつながる
仕事帰りに最寄り駅より一駅手前で下車することで、節約と運動不足の解消が期待できます。1回ごとの金額は小さいですが、積み重ねることで1万円以上の節約が可能です。また、定期を長期で購入することや大型連休明けに購入すること、自転車や徒歩を活用するなど、さまざまな交通費の節約方法があります。自分のライフスタイルや仕事の忙しさに合った節約方法を試し、無理なく交通費の出費を抑えましょう。
出典
運動施策の推進 厚生労働省
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー