更新日: 2023.12.28 その他暮らし
【燃費対決】「外気取込」vs「内気循環」燃費を抑えるにはどちらにすべき? メリット・デメリットを解説
本記事では、車のエアコンにおける「外気取込」と「内気循環」の2タイプのそれぞれのメリット・デメリットから最適な車のエアコン活用術について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
カーエアコンの暖房の仕組み
まず、カーエアコンの暖房の仕組みから解説します。暖房は、エンジンを動かした際のガソリン燃焼時に発生する熱を利用することで車内温度を温めています。通常運転時に発生するエンジンの熱を活用して温風を生み出しているため、燃費への影響は冷房に比べて少ないとされています。
暖房利用時にはA/Cスイッチをオフにすることで燃費を良くできる
カーエアコンにはエアコンスイッチ、(A/Cスイッチ)が存在します。このスイッチをオンにすることで車内の冷却・除湿が可能です。この機能を意識せずになんとなく冷房時も暖房時もオンにしている人は要注意です。知らない間に燃費を悪くしている可能性があります。
環境省の発表している資料では、車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合に、エアコンスイッチをオンにしたままだと燃費が12%程度も悪化することがわかっています。暖房を利用する季節においては、フロントガラスの曇りを取る際などを除いてエアコンスイッチをオフにすることで燃費を良くすることができます。
燃費を良くするなら「内気循環」を利用すべき
車内エアコンは外気取込と内気循環の2つのモードを選択することができます。それぞれの特徴は文字の通りで、外気取込は車外の空気を車内に取り込み、エアコンから排出するモードです。対して内気循環は、車内の空気を循環させ、エアコンから排出するモードです。
特に車内と外の気温差が激しい季節では内気循環モードを使う方が燃費を良くすることができます。気温差が激しい状態で外気取込モードを利用すると、外の冷たい空気を車内で温かくするために電力を多く使用するため、燃費は悪くなります。
特に気温差が激しい季節は内気循環を利用しましょう。内気循環の注意点としては、車内の二酸化炭素濃度が高くなり酸素濃度が低下し眠気を感じるリスクがあります。長時間の利用は避け、適切な温度設定を心がけましょう。
オートモードを活用すれば効率的に自動で切り替えをしてくれる
適切な温度調整を都度するのが面倒という人はオートモードを活用しましょう。オートモードをオンにすることで、設定した温度を保つための風量や外気取込、内気循環のコントロールを自動で行ってくれるため、効率的です。
オートモードの注意点は、オートモード使用時にエアコンスイッチも自動でオンになってしまう場合があり、燃費を悪くしてしまう可能性がある点です。
快適さと燃費の両立を意識したカーライフを
外気取込と内気循環のそれぞれの特性を理解したうえでエアコンスイッチやオートモードを活用すると効率的かつ快適なカーライフを実現することができます。この冬を快適に乗り切るためにも参考にしてください。
出典
エコドライブ普及推進協議会事務局(公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団) エコドライブ10のすすめ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー