「電気ストーブ」で、熱効率がいいのはどの方式?ハロゲンヒーター?カーボンヒーター?
配信日: 2023.12.31 更新日: 2024.01.05
電気ストーブは、カーボンやシーズ・グラファイトなどの種類によって、特徴や値段、電気代などが異なります。本記事では、電気ストーブの種類ごとの特徴・価格・電気代について解説します。
コストパフォーマンスが高く、自分にぴったりの電気ストーブを選ぶために、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
カーボンヒーターの特徴と費用
カーボンヒーターは、炭素繊維(カーボン)に電気を流して発熱させることで、部屋の中を暖める仕組みです。暖房の範囲は限られていますが、遠赤外線効果により、体の芯まで心地よく暖まります。そのためカーボンヒーターは、ピンポイントでの利用に適しています。ハロゲンヒーターよりも暖房が早いヒーターを希望する方におすすめです。
費用
カーボンヒーターは、安いものだと3000~5000円程度で購入できます。また、カーボンヒーターの消費電力は350~900Wほどです。全国家庭電気製品公正取引協議会によれば、電気代の目安単価は31円/kWh(税込)です。したがって、カーボンヒーターを1時間使用した場合の電気代はおおよそ10.8円~27.9円となります。
シーズヒーターの特徴と費用
シーズヒーターは、絶縁体で包まれ、金属管で覆われたニクロム線を発熱させています。遠赤外線効果により、体の芯まで心地よく暖まります。カーボンヒーターと同様に暖房の範囲が限られるため、ピンポイントでの利用に適しているヒーターです。金属管を用いているため、カーボンヒーターより壊れにくいといわれています。
費用
シーズヒーターは、安いものだと8000~1万5000円程度で購入できます。消費電力は350~1150Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ10.8円~35.6円です。
※全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価は31円/kWh(税込)
ハロゲンヒーターの特徴と費用
ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを発熱させて部屋の中を暖める暖房器具です。カーボンヒーターやシーズヒーターと同様に、暖房の範囲が限られているため、ピンポイントでの利用に適しています。速暖性があり、手頃な価格の製品が多く存在します。また、比較的コンパクトなサイズなので、持ち運びがしやすいのも特徴です。
費用
ハロゲンヒーターは、安いものだと3000~7000円程度で購入できます。消費電力は400~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ12.4円~37.2円です。
パネルヒーターの特徴と費用
パネルヒーターは、パネルに埋め込まれた電熱線を発熱させ、部屋の中を暖める暖房器具です。コンパクトなタイプから大型タイプまでさまざまなサイズがあり、運転時の騒音もおさえられています。ただし、暖房の範囲が限られるためピンポイントでの利用に向いています。近年、デザイン性が優れた製品も数多く登場しており、好みや性能、部屋の内装などに合わせて選択が可能です。
費用
パネルヒーターは、安いものだと4000~7000円程度で購入できます。消費電力は600~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ18.6円~37.2円です。
グラファイトヒーターの特徴と費用
グラファイトヒーターは、黒鉛(グラファイト)に電流を流して発熱させ、部屋の中を暖める暖房器具です。熱の伝導率が高いため、速暖性があるのが特徴です。遠赤外線の効果により、体の芯まで心地よく暖まります。ただし、暖房範囲は限定的なため、ピンポイントでの利用に適しています。暖房スピードを重視したい場合におすすめのヒーターです。
費用
グラファイトヒーターは、安いものだと5000~9000円程度で購入できます。消費電力は300~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ9.3円~37.2円です。
電気ストーブは用途やコスパも考慮して選ぼう!
電気ストーブは、カーボン、シーズ、ハロゲン、パネル、グラファイトなどの種類があり、特徴や値段、電気代などが異なります。
価格や電気代は製品や使用状況によっても変動しますが、コストパフォーマンスを考慮して製品を選ぶことが重要です。近年、物価の上昇や電気代の高騰などが見られる中、慎重な選択がますます重要になっています。
出典
全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー