更新日: 2024.01.05 その他暮らし

「電気ストーブ」で、熱効率がいいのはどの方式?ハロゲンヒーター?カーボンヒーター?

「電気ストーブ」で、熱効率がいいのはどの方式?ハロゲンヒーター?カーボンヒーター?
冬の寒さ対策として電気ストーブを検討する中で、どれを選べばよいのか悩んでいる方も多いでしょう。
 
電気ストーブは、カーボンやシーズ・グラファイトなどの種類によって、特徴や値段、電気代などが異なります。本記事では、電気ストーブの種類ごとの特徴・価格・電気代について解説します。
 
コストパフォーマンスが高く、自分にぴったりの電気ストーブを選ぶために、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

カーボンヒーターの特徴と費用

カーボンヒーターは、炭素繊維(カーボン)に電気を流して発熱させることで、部屋の中を暖める仕組みです。暖房の範囲は限られていますが、遠赤外線効果により、体の芯まで心地よく暖まります。そのためカーボンヒーターは、ピンポイントでの利用に適しています。ハロゲンヒーターよりも暖房が早いヒーターを希望する方におすすめです。
 

費用

カーボンヒーターは、安いものだと3000~5000円程度で購入できます。また、カーボンヒーターの消費電力は350~900Wほどです。全国家庭電気製品公正取引協議会によれば、電気代の目安単価は31円/kWh(税込)です。したがって、カーボンヒーターを1時間使用した場合の電気代はおおよそ10.8円~27.9円となります。
 

シーズヒーターの特徴と費用

シーズヒーターは、絶縁体で包まれ、金属管で覆われたニクロム線を発熱させています。遠赤外線効果により、体の芯まで心地よく暖まります。カーボンヒーターと同様に暖房の範囲が限られるため、ピンポイントでの利用に適しているヒーターです。金属管を用いているため、カーボンヒーターより壊れにくいといわれています。
 

費用

シーズヒーターは、安いものだと8000~1万5000円程度で購入できます。消費電力は350~1150Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ10.8円~35.6円です。
 
※全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価は31円/kWh(税込)
 

ハロゲンヒーターの特徴と費用

ハロゲンヒーターは、ハロゲンランプを発熱させて部屋の中を暖める暖房器具です。カーボンヒーターやシーズヒーターと同様に、暖房の範囲が限られているため、ピンポイントでの利用に適しています。速暖性があり、手頃な価格の製品が多く存在します。また、比較的コンパクトなサイズなので、持ち運びがしやすいのも特徴です。
 

費用

ハロゲンヒーターは、安いものだと3000~7000円程度で購入できます。消費電力は400~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ12.4円~37.2円です。
 

パネルヒーターの特徴と費用

パネルヒーターは、パネルに埋め込まれた電熱線を発熱させ、部屋の中を暖める暖房器具です。コンパクトなタイプから大型タイプまでさまざまなサイズがあり、運転時の騒音もおさえられています。ただし、暖房の範囲が限られるためピンポイントでの利用に向いています。近年、デザイン性が優れた製品も数多く登場しており、好みや性能、部屋の内装などに合わせて選択が可能です。
 

費用

パネルヒーターは、安いものだと4000~7000円程度で購入できます。消費電力は600~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ18.6円~37.2円です。
 

グラファイトヒーターの特徴と費用

グラファイトヒーターは、黒鉛(グラファイト)に電流を流して発熱させ、部屋の中を暖める暖房器具です。熱の伝導率が高いため、速暖性があるのが特徴です。遠赤外線の効果により、体の芯まで心地よく暖まります。ただし、暖房範囲は限定的なため、ピンポイントでの利用に適しています。暖房スピードを重視したい場合におすすめのヒーターです。
 

費用

グラファイトヒーターは、安いものだと5000~9000円程度で購入できます。消費電力は300~1200Wほどで、1時間使用した場合の電気代は、おおよそ9.3円~37.2円です。
 

電気ストーブは用途やコスパも考慮して選ぼう!

電気ストーブは、カーボン、シーズ、ハロゲン、パネル、グラファイトなどの種類があり、特徴や値段、電気代などが異なります。
 
価格や電気代は製品や使用状況によっても変動しますが、コストパフォーマンスを考慮して製品を選ぶことが重要です。近年、物価の上昇や電気代の高騰などが見られる中、慎重な選択がますます重要になっています。
 

出典

全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集