更新日: 2024.01.05 子育て
妻が妊娠しましたが、まだ子を授かる予定ではなかったため正直焦っています。給付金や、子育てのための節約ポイントを教えてください!
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ファイナンシャル・プランナー
住宅ローンアドバイザー ,宅地建物取引士, マンション管理士, 防災士
サラリーマン生活24年、その間10回以上の転勤を経験し、全国各所に居住。早期退職後は、新たな知識習得に貪欲に努めるとともに、自らが経験した「サラリーマンの退職、住宅ローン、子育て教育、資産運用」などの実体験をベースとして、個別相談、セミナー講師など精力的に活動。また、マンション管理士として管理組合運営や役員やマンション居住者への支援を実施。妻と長女と犬1匹。
給付金と子どもの教育費用について
健康保険や国民健康保険の被保険者およびその被扶養者が出産した際は、「出産育児一時金」として50万円が支給されます。予定外の妊娠でも、この給付金が出産に伴う出費の一助となるでしょう。焦ることなく冷静に、支給までの手続きや条件を確認し、必要な書類を整えることが大切です。
一方、子どもが大学に行くとして、教育のために必要な費用は、幼稚園から大学まで公立と私立どちらに行くかによって異なりますが、800万円〜2000万円ほどになります。いずれにしてもかなりの高額となるため、計画的に貯金を始めることが重要です。定期預金や投資信託など、早期から少額ずつでも自身のライフスタイルに合った方法で積み立てていきましょう。
子育てのための節約ポイント
これまでの生活を見直し、子どもを持つという自覚の上で視野を広げ、こまめな工夫に取り組むことでお金を節約できます。以下に、子育てのための節約ポイントをいくつか紹介します。
・家計の収支を把握
まずは家計を見直しましょう。毎月どれだけの収入があり、どれほどの支出があるのかを把握することは重要です。家計の収支に目を向けることでコスト意識が高まり、支出の削減、節約につながります。スマートフォンのアプリを利用するなどして、家計簿をつけることもおすすめです。
・ライフスタイルの見直し
赤ちゃんが生まれると生活が大きく変わります。余暇や趣味にかかる費用を見直し、新しいライフスタイルに合った予算を考えましょう。家族が増えると水道や電気の使用量が増えるため、節水・節電の習慣を身につけることも大事です。
・必要なものとぜいたく品の見極め
赤ちゃんには必要なものがありますが、全てを最初からそろえる必要はありません。必要なものとぜいたく品を区別して購入することで、コストを抑えることができます。
・リユースやレンタルの利用
子どもの成長とともに不要になりがちなベビーグッズや衣類、おもちゃなどは、リユース品(中古品)にするとよいでしょう。フリマアプリやオンラインのアウトレット市場を活用してみてください。成長に応じて一時的に使うものは、レンタルすることでも費用を軽減できます。
・手作りの工夫
子どもはシンプルなものでも十分によろこぶことがあります。服やおもちゃを手作りで工夫すれば、予算を抑えながら子どもの成長を楽しめます。
・クーポンやポイントを利用
調べてみると、ベビー向け商品に特化したクーポンやポイントが意外に少なくないことに気づきます。セール時や特典をうまく利用することで、必要なものをお得に手に入れられます。
・家庭料理と食材の節約
支出で大きな割合を占める食費を抑えることは、節約の大きなポイントです。外食を減らし、家庭料理を中心にするとよいでしょう。食材はスーパーの割引時間を狙ったり、安い時期にまとめて購入して冷凍保存したりするなど、こまめな工夫を心がけてください。
・公共のサポートを受ける
地域の子育て支援センターや自治体のサービスを積極的に活用しましょう。無料イベントへの参加や養育費に関する相談など、初めての子育てに寄り添ったサポートを受けることができます。
・保険の見直し
生命保険や医療保険など、新たな家族構成に合わせて保険の見直しを行いましょう。適切な保険に加入することで、将来の不安を軽減できます。
焦らず一つずつ取り組むことが節約への近道
出産育児一時金を含めて、これらの節約ポイントをうまく組み合わせることで、子育てにかかる費用を効果的に抑えることが可能です。生活を計画的に見直すことと地道な工夫が経済的な余裕を生み出し、安心感を持って子育てをすることができます。大変な時期かもしれませんが、赤ちゃんとの幸せな生活を思い描きながら、焦らずに一つずつ取り組んでいきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
監修:高橋庸夫
ファイナンシャル・プランナー