更新日: 2024.01.10 その他暮らし
週末は食品をまとめ買い。 支払いを金券ショップで買った「商品券」にしたら、年間どのくらい得をするでしょうか?
本記事では、1世帯あたりの食費がどのくらいなのか、食費の支払いに金券ショップで購入した商品券を使用した場合の節約効果などを解説します。その他にも、商品券を使う以外に食費をおさえるための方法をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1世帯あたりの食費はどのくらい?
総務省統計局の「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年」によると、1世帯(二人以上の世帯)あたりの食費は図表1のとおりです。
【図表1】
世帯人員 | 1ヶ月あたりの食費 |
---|---|
2人 | 6万7573円 |
3人 | 8万554円 |
4人 | 8万8102円 |
5人 | 9万6968円 |
6人 | 10万7578円 |
平均 | 7万7474円 |
総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年」より筆者作成
なお、内訳のなかでもっとも金額が高いのは、世帯人員によって異なるものの調理食品、外食とのことです。
月収の15%程度が理想とされている
1ヶ月あたりの理想的な食費とされているのは、月収の15%程度といわれています。例えば、月収30万円の世帯なら4万5000円、40万円の世帯なら6万円、50万円の世帯になると7万5000円になります。食費の具体的な予算を立てたいときは、月収の15%以内におさめられそうかどうかを検討してみてください。
ただし、家族の健康を考えたら単に食費を安くすればいいというわけではありません。あくまでも、1ヶ月あたりの食費の目安として検討するようにしてください。
食費の節約に商品券が役立つ
食費をまとめて購入する際にまとまった金額を支払いますが、その際に金券ショップで購入した商品券を使用すると節約効果を得られます。金券ショップとは、その名のとおり「不要になった金券やギフト券を買い取って必要な相手に売却する」ことを目的にしたサービスです。
金券ショップが金券を買い取る際には、一定の買取率で買い取りを行ってショップの利益や経費などを差し引いた金額にて売却します。金券ショップで購入可能な商品券は、額面よりも低い価格で販売を行っており、額面と販売価格の差額分がお得です。
上述の家計調査によると、世帯人員が4人の1年間の食費は平均で105万7224円(月8万8102円×12ヶ月)となっています。そこで、商品券を利用して5%割引で買い物をした場合、1年間で5万2861円もお得になる計算です。
釣り銭は出ない場合があるので注意
商品券によっては、釣り銭が出ない場合があるので注意してください。釣り銭が出るかどうかは、商品券の裏面に利用の際の注意点などが記載されています。例えば、950円の買い物をして釣り銭の出ない1000円の商品券を利用した場合、差額の50円は戻ってきません。
商品券を使う以外に食費をおさえるための方法
商品券を使う以外にも、以下のように食費をおさえる方法はあります。
●外食を減らす
●買い物に行く回数を減らす
●キャッシュレス決済でポイントを貯める
以下で、方法別に内容を解説します。
外食を減らす
外食が多い場合は、回数を減らすといった努力をしてみましょう。例えば、1日に1回、外食に1000円をかけていれば1週間で7000円、1ヶ月で3万円と高額になる計算です。外食をまったくしないのは難しくても、半分に減らして自炊を心掛ければ1週間で3500円、1ヶ月で1万5000円の節約効果を得られます。
買い物に行く回数を減らす
毎日買い物に行くのも悪くありませんが、無駄遣いをしたり、冷蔵庫の在庫を把握しないで買い物をしたりするリスクが高いです。事前に1週間の献立を決めるなどして、まとめ買いをすることを検討してみてください。食材を効率よく使えますし、「特売だから」「安くなっているから」といった理由で買い物をして支出を増やすこともありません。
キャッシュレス決済でポイントを貯める
クレジットカード、QRコード決済、電子マネーというように、キャッシュレス決済で買い物をすれば、利用金額に応じたポイントが貯まります。貯まったポイントはキャッシュバックや他社ポイントや航空マイルとの交換など、さまざまな使い道があるので家計の助けとして役立つでしょう。
食品の買い方を工夫してお得に買い物をしよう
食費を節約する際に、食品のまとめ買いは有効な方法といえるでしょう。その際に現金ではなく、商品券でも支払うことを検討してみてください。商品券を金券ショップで購入すれば、額面よりも低い金額で購入できます。例えば、1万円の商品券を額面の95%分の価格で購入すれば、実際に支払うのは9500円です。その商品券を使って買い物をすれば、実際に支払うのは9500円であっても、1万円の買い物ができます。
ただし、金券ショップが近くにない場合もあるので、すべての人が商品券を使って買い物ができるわけではありません。その場合は、商品券を使う以外の方法でも食費の負担をおさえることを検討してみましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年 表番号3
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー