更新日: 2024.01.17 その他暮らし

毎週土曜日は妻と外食に出掛けます。月4回の外食は多すぎるでしょうか? 年間の出費はいくらになりますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

毎週土曜日は妻と外食に出掛けます。月4回の外食は多すぎるでしょうか? 年間の出費はいくらになりますか?
普段は自宅での食事がメインとなっていても、たまには外食も楽しみたい人もいるのではないでしょうか。気分転換や自分へのご褒美など、外食がポジティブな気持ちにつながることもあるでしょう。ただ、毎週外食するとなれば費用もかさみます。
 
本記事では例として、毎週1回夫婦で外食をする場合の費用について解説します。
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週1回の外食は多いほうといえる

農林水産省が2018年に発表した「農林水産情報交流ネットワーク事業 全国調査 買い物と食事に関する意識・意向調査」を参考に、外食をどの程度しているのか、夫婦2人のみの世帯と仮定して見てみましょう。「外食を利用する」という質問に対し、2人世帯で最も多い回答は「たまにそうしている」であり、全体の37.4%(約292人)でした。
 
つづいて多いのが「ほとんどしない」の28.4%(約222人)、「あまりしない」の27.1%(約212人)です。一方、「ほとんどそうしている」という回答は、全体のわずか1.0%(約8人)でした。結果、頻繁に外食しない2人世帯が全体の55.5%を占めていることが分かります。
 

・別調査では最も多いのは「週1回未満」

厚生労働省の「令和元年国民健康・栄養調査報告」では世帯の人数についての記載はないものの、年齢や性別による外食の頻度に関する質問を行っています。こちらの結果を参考にすると、いずれの年齢層でも外食の頻度は「週1回未満」が最も多く、全体の44.2%(2522人)です。ちなみに、週1回外食しているのは20~29歳で25.5%(114人)、30~39歳で24.6%(136人)、40~49歳で20.9%(188人)でした。
 

週1回の外食時をする場合の平均費用は1ヶ月当たり1万121円

厚生労働省の2022年度家計調査「家計収支編(2人以上の世帯)」を確認すると、喫茶代、飲酒代、学校給食費を差し引いた年間の外食費は12万1449円でした。1ヶ月を4週とした場合、週1の食事代は約2530円です。週1の外食を1ヶ月間に4回した場合の費用は、約1万121円になります。
 
種類別の外食費は、すしが年間1万4218円、焼き肉が年間6857円、ハンバーガーが5677円、洋食が1万88円、中華食が4170円、和食が2万1075円です。費用が多い順にランキング3位まで並べると、第1位が和食、第2位がすし、第3位が洋食となっています。
 

共働き世帯の外食費の平均は年間約18万円

厚生労働省の2022年度「家計調査 家計収支編」によると、2人以上の世帯での外食費の全国平均は1ヶ月当たり約1万121円(年間12万1449円)でした。こちらの金額が1ヶ月当たりの外食費の目安になります。
 

・妻が働いている世帯の外食費

妻が働いている世帯での1ヶ月間の外食費は、1万4105円(年間16万9260円)となっています。さらに、具体的に妻の収入別でみると、月収8万円以下の場合で1ヶ月当たりの外食費が1万2711円(年間15万2532円)、月収8万円以上ある場合で1ヶ月当たり1万4743円(年間17万6916円)でした。
 

・妻が勤労者ではない場合

妻が勤労者以外の世帯での外食費は、1ヶ月当たり1万5854円(年間19万248円)です。共働き世帯の平均より高い結果となっています。一般的に、夫のみが収入を得ている場合は世帯収入も共働き世帯より少ないケースが多いため、年間20万円ほどの外食費は金額的に多いといえるでしょう。
 

1ヶ月当たり1万円前後を目安に外食費を調整するのがおすすめ

2人世帯が週1回外食する場合の1回当たりの費用は平均2530円ほど、年間にして約12万円です。また、幅広い年齢で外食自体にほとんど行かないといった家庭が少なくありませんでした。そのため、一般的にみて、週1回の外食は多いほうであるといえます。
 
とはいえ、週1回の外食が楽しみだから仕事を頑張れるといったこともあるでしょう。その場合は、無理に外食費を節約するのではなく、1ヶ月の外食平均費用である1万円前後を目安に、調整しながら外食を楽しむことをおすすめします。
 

出典

農林水産省 農林水産情報交流ネットワーク事業 全国調査 買い物と食事に関する意識・意向調査 P21
厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査報告 P170 第62表
厚生労働省 家計調査 家計収支編 5 食料「酒類」~「外食」
厚生労働省 家計調査 家計収支編 第3-11表 妻の就業状態,世帯類型別1世帯当たり1か月間の収入と支出
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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