更新日: 2024.01.30 その他暮らし

物価が安い地域ランキングTOP5!3位は鹿児島県、2位は群馬県、1位は?

物価が安い地域ランキングTOP5!3位は鹿児島県、2位は群馬県、1位は?
日々の生活の中で、物価が安いか高いかどうかは暮らしやすさにつながります。生活にかかる費用を少しでもおさえられれば、その分を貯金に回す、趣味に使うといったことが可能です。生活にゆとりが出れば、気持ちに余裕が出ることも期待できるでしょう。
 
そこで、生活費を減らすために物価の安い地域へ引っ越したり、今すぐではなくても移住を検討したりしている人もいるのではないでしょうか。とはいえ、具体的にどの地域の物価が安いのかはなかなか把握できないものです。
 
本記事では物価の安い地域の1~5位をランキング形式にて紹介しますので、自分の住む地域は該当するのかなどをチェックしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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物価水準がもっとも低いのは宮崎県

総務省統計局の「小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)」によると、物価水準がもっとも低い都道府県のTOP5は図表1のとおりです。
 
【図表1】

順位 都道府県名 平均消費者物価地域差指数(総合)
1位 宮崎県 96.1
2位 群馬県 96.2
3位 鹿児島県 96.6
4位 奈良県 97.0
5位 岐阜県 97.2

※総務省統計局「小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)」をもとに筆者作成
 
なお、宮崎県は5年連続で物価水準がもっとも低い都道府県のようです。
 
逆に物価水準がもっとも高いのは、東京都の104.7、次に神奈川県の103.1で、前出の調査を開始した2013年(平成25年)以降、10年連続同様の傾向とのことです。なお、平均消費者物価地域差指数が100(全国平均)を超えているのは、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川の南関東4県であったことも分かっています。
 

都市別で見ると物価水準がもっとも低いのは群馬県前橋市

同調査によると、物価水準がもっとも低い都市は群馬県前橋市の96.1、奈良市の96.7、鹿児島市の96.8と続いています。宮崎県宮崎市の平均消費者物価地域差指数は4番目に低い96.9という結果で、都道府県と都市の物価水準は同様の傾向であることが分かるでしょう。
 
また、東京都および神奈川県の都市別の平均消費者物価地域差指数は、東京都区部の105.5がもっとも高く、次に神奈川県川崎市の104.0、神奈川県横浜市の103.7、神奈川県相模原市の101.9が続いています。
 

地域によって消費支出に違いがある

総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2022年 」にて、日本国内の各地方の消費支出を図表2、都市別の消費支出を図表3のように地域別で異なる旨を伝えています。
 
【図表2】

地方 消費支出(月額)
北海道地方 22万9869円
東北地方 22万9313円
関東地方 25万7991円
北陸地方 25万5631円
東海地方 24万8571円
近畿地方 24万4464円
中国地方 23万2533円
四国地方 21万7869円
九州地方 21万9979円
沖縄地方 18万8900円

※総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2022年」より筆者作成
 
【図表3】

地方 消費支出(月額)
札幌市 21万7347円
仙台市 20万2684円
さいたま市 24万9555円
千葉市 22万5587円
東京都区部 27万7332円
横浜市 24万6388円
新潟市 23万7714円
名古屋市 24万9640円
京都市 24万4352円
大阪市 21万1308円
神戸市 24万4944円
広島市 22万8948円
福岡市 23万1705円
那覇市 20万2555円

※総務省統計局「家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2022年 」より筆者作成
 
地方別で見ると、消費支出が最も高い関東地方と沖縄地方の違いは約7万円、都市別で見るともっとも高い東京都区部と沖縄県那覇市では約7万5000円も違うようです。
 

生活費と収入の関係はある?

求人情報・転職サイトdoda(デューダ)の「平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」によると、平均年収がもっとも高い都道府県は物価水準同様に東京都でした。物価の安さと平均年収が関係あるわけではありませんが、地方別の平均年収は図表4のとおりなので一つの目安としてみてください。
 
【図表4】

地方 平均年収
関東 436万円
東海 403万円
関西 398万円
中国・四国 383万円
北信越 378万円
北海道・東北 373万円
九州・沖縄 373万円

※求人情報・転職サイトdoda(デューダ)「平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】」より筆者作成
 

物価がもっとも安い地域は宮崎県

物価がもっとも安い地域は宮崎県、次に群馬県、鹿児島県というように続いています。ただし、必ずしも物価の安い地域に住めばゆとりのある生活ができるわけではありません。年収がどのくらいなのか、1ヶ月あたりの消費支出がどのくらいなのかによって、手元に残せるお金は大きく変わってくるからです。
 
物価が安い地域はあくまでも目安の一つとして、ゆとりのある生活を送りたいのであれば収入がアップする方法なども検討しておくとよいでしょう。
 

出典

総務省統計局 消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2022年(令和4年)結果-
総務省統計局 家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 年次 2022年
求人情報・転職サイトdoda(デューダ) 平均年収ランキング(47都道府県・地方別の年収情報)【最新版】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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