【古参の嬉しい悲鳴】人気バンドの「チケット」が高すぎる! 「インディーズ」時代の3倍はかかっているのですが……。
配信日: 2024.02.06
そこで、インディーズ時代とメジャーデビュー後ではどのような違いがあるのか、チケットの価格にどう影響しているのかについても解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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インディーズ時代とメジャーデビュー後の違い
インディーズで活動していた頃と、メジャーデビュー後では、ライブ会場のキャパシティーが大きく異なります。インディーズ時代は、ライブハウスやクラブなどの規模の小さめな会場でライブを行うことがほとんどです。
観客は多くても数百人止まりといえるでしょう。ステージと客席が近く、アーティストの存在が身近に感じられたことでしょう。徐々にファンも増え、晴れてメジャーデビュー後は、所属事務所の宣伝効果もあり、世間の認知が広まってますます人気が出たのでしょう。
その結果、規模の大きいホールなどでのライブが実現し、観客も数千人に増えます。アリーナともなれば1万人以上が入ります。ライブ会場のキャパシティーが大きくなれば、それだけ多くの経費がかかることは必然です。
ライブの内容にしても、小規模の会場とは使用する機材も大型化し、遠くの観客席からでも楽しめる演出など、すべてにおいて大がかりになります。それがチケットの価格に反映されているわけです。
ライブにはどのような費用がかかるのか
大規模のホールで行われるライブにはどのような費用がかかるのでしょうか。まずは、ライブを開催するに当たり、前もって告知するためのポスターやチラシ、インターネット広告などの広告宣伝費がかかります。
キャパシティーが大きくなりステージが広くなる分、会場の仕込みから音響チェック、リハーサルなどにも相当の時間がかかるため、会場使用料も高額になります。会場のキャパシティーに見合った機材のレンタル料もインディーズ時代とは比べ物になりません。
舞台美術、音響技術などの専門家に支払う人件費、受付やセキュリティースタッフなどの人件費や飲食代、イベント保険なども含まれます。このように、人気が出てライブ会場が大きくなるほど、1回のライブに多額の費用がかかることになるわけです。
チケット代は相場と比べて高いのか
例えば、ライブツアーなどを行えば、機材の運搬、移動にかかる交通費や宿泊費なども増えます。全国各地のファンを満足させるために、さらに演出などを凝った内容にする必要もあるでしょう。ツアーともなると、チケット販売も専門の業者に委託することになり手数料もかかります。
インディーズ時代に30~60分のワンマンライブで1500~3000円前後でチケットを購入できていたとしても、メジャークラスでキャパの大きいホールともなれば、音響も良くなり、演奏時間も増え、大勢の関係者が関与して充実した内容のライブを作り出すのですから、決して高いとは言えないのではないでしょうか。
チケットの高騰は人気の証拠
日本のチケット代は諸外国から見ても相場が安いと言われています。ライブにかかるもろもろの費用を考慮しても、人気バンドのチケット価格は妥当といえるのではないでしょうか。コロナ禍では多くのライブが中止になり、運営側もアーティストも相当苦しい思いをしたに違いありません。
インディーズ時代から応援していたのであれば、推しのバンドが人気が出てうれしさもある一方、寂しさも感じているかもしれません。しかし、古くからのファンを大切にしているバンドなら、彼らの夢をかなえるためにも、引き続き応援してはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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