更新日: 2024.02.13 子育て

子どもの教育資金の準備を考えています。「学資保険」と「新NISA」はどちらが貯めやすいでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

子どもの教育資金の準備を考えています。「学資保険」と「新NISA」はどちらが貯めやすいでしょうか?
「教育資金を準備する際、学資保険と新NISAではどちらがお金を貯めやすい?」と悩んでいる人も多いでしょう。学資保険と新NISAはそれぞれ特徴が違うため、どちらが貯めやすいということはありません。
 
本記事では、学資保険と新NISAの特色について解説します。それぞれに向いている人はどのような人なのかも紹介しますので、教育資金を準備したい人は参考にしてください。
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学資保険と新NISAの違い

子どもの教育資金を準備する際、学資保険や新NISAが候補に挙がる人も多いでしょう。学資保険と新NISAでは特色がまったく違うため、それぞれの特徴を知っておかないと大切な教育資金が減ってしまう可能性があります。
 
本項では、学資保険と新NISAの違いについて解説します。メリット・デメリットを知った上で、教育資金を準備しましょう。
 

学資保険

学資保険は貯蓄型の保険商品です。子どもの入学・進学にあわせてお金を受け取れるよう、時期が決められています。
 
【学資保険のメリット】
 
学資保険は、契約中に親に万が一のことがあって保険料の支払いができない場合、保険料の払い込みが免除されつつ、教育資金は契約当初の予定通りの金額を受け取れるのがメリットです。また、商品によっては子どもの病気やけがにも備えられるなど、保険商品としての保障も期待できます。学資保険の保険料は生命保険料控除の対象なので、所得税などの額を少なくできる点もメリットだといえるでしょう。
 
【学資保険のデメリット】
 
デメリットとしては、学資保険で受け取るお金は課税対象であること、途中解約すると解約返戻金が払込保険料を下回る可能性があることです。好きなタイミングでお金を受け取ろうとすると、元本を下回ってしまうことも考えられます。
 

新NISA

新NISAは、2024年から始まった新しいNISAで、これまでのNISA・つみたてNISAに比べて拡充・恒久化されました。
 
【新NISAのメリット】
 
新NISAで得られる利益は非課税です。そして、任意のタイミングで売却できるため、必要な時期にお金を用意できます。売却したお金は、金融商品の売却を申し込んでから4~5営業日で口座に振り込まれるケースが多いです。
 
【新NISAのデメリット】
 
新NISAのデメリットとしては、運用結果が悪いと損失が出る点が挙げられます。リーマンショックやコロナウィルスまん延時などは大きなマイナスになったこともあり、教育資金がほしいタイミングにあたると損失となるでしょう。
 

子どもの教育資金のためには学資保険と新NISAどちらがよい?

学資保険と新NISAは、いずれの制度でも教育資金を準備できます。しかし特色が違うため、どちらが自分に合う方法か分からない人も多いでしょう。本項では、学資保険と新NISAについて、向いている人を解説します。
 
なお、学資保険と新NISAは併用が可能です。それぞれのデメリットをカバーするために、併用を視野に入れておくと安心できるでしょう。
 

学資保険が向いている人

学資保険で教育資金を貯めやすい人の特徴は以下のとおりです。
 

●できるだけリスクを取りたくない
●お金を計画的に貯めるのが苦手
●教育費以外の保障もほしい

 
学資保険は、堅実に計画的にお金を貯めたい人に向いています。自由にお金をおろせない性質上、あると使ってしまう人でも安心です。商品によっては、教育費用以外の保障を付加することもできます。
 

新NISAが向いている人

新NISAで教育資金を貯めやすい人は、以下のとおりです。
 

●リスクを取ってもリターンを期待したい
●お金を受け取る時期を自分で決めたい
●受け取るお金は非課税がよい

 
新NISAは投資です。そのため元本割れのリスクがあるものの、増えるお金も多くなる傾向にあります。また、売却時のお金は非課税で、好きなタイミングでお金をおろせます。教育資金以外にも、さまざまな状況に対応できます。     
 

学資保険と新NISAは自分に向いているほうを選ぼう

学資保険と新NISAについて、どちらが教育資金を貯めやすいということはありません。特徴を知り、自分に向いている仕組みであるかを理解することが大切です。
 
また、どちらかの制度のみで教育資金を貯めるのではなく、併用するという方法を視野に入れることも検討しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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