更新日: 2024.02.13 その他暮らし

普通のサラリーマンの友人が「レクサス」を購入したそうです。「800万円」は必要だと思いますが、お金持ちでなくても買えるんですか? ローンなど利用しているのでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

普通のサラリーマンの友人が「レクサス」を購入したそうです。「800万円」は必要だと思いますが、お金持ちでなくても買えるんですか? ローンなど利用しているのでしょうか?
「レクサス」は高級車のイメージがありますが、実際にレクサスRZは最高グレードだと1000万円を超える金額です。グレードを抑えても800万円を超えるので一般的な会社員が乗るには少しハードルが高いように感じます。それでは、一般的な会社員がレクサスを買うのは本当に難しいのでしょうか?
 
そこで本記事では、レクサスRZの購入に利用できる減税や補助金、それをふまえて一般的な会社員がレクサスを購入できるかについて解説していきます。
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800万円のローンは一般的な会社員でも組める?

そもそも一般的な会社員が800万円の自動車ローンを組み、生活できるのでしょうか? 三菱UFJ銀行の自動車ローンでシミュレーションしてみると、800万円の借入で返済期間10年、適用利率1.5%だと月々の返済額は7万1833円です。
 
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者の月の賃金は平均で31万1800円なので、月の返済比率(7万1833円÷31万1800円)は23%になります。返済比率は20%から25%に抑えることが理想と考えられているので、800万円の借入はなんとか可能でしょう。
 
貯金していたお金を充てることで少しでも借入金額を減らし、返済額を抑えることができれば一般的な会社員でもレクサスも購入できます。
 

レクサスRZは最大約90万円の減税や補助金の対象

レクサスRZは、「リチウムイオン電池」を搭載している電気自動車で、レクサスで初の電気自動車になっています。電気自動車は購入時にかかる税金が減税になり、補助金の対象であれば実質的な負担を減らすことが可能です。
 
「レクサスRZ450e」の場合は、メーカーの希望小売価格は税込みで880万円となっています。エコカー減税で重量税が3万7500円、グリーン化特例によって自動車税が1万8500円の減税です。また、「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」を申請することで85万円が補助されます。
 
それだけでなく、自動車購入時の環境性能割が非課税です。これらすべてを合算すると減税と補助金で90万6000円が優遇されます。希望小売価格は880万円ですが、実質的な負担は約790万円に抑えられるでしょう。
 

電気代はどれくらい? その他の維持費は?

レクサスRZは電気自動車なので、ガソリン代の代わりに電気代がかかります。レクサスRZ450eはフル充電で494㎞走行可能です。月に2回の充電を行うと考えると、月額3570円が電気代になります。年間で4万2840円です。
 
これに加えて車検代や保険料がかかりますが、レクサスだからといって高額になるわけではありません。1回目の車検がかかる3年目は年間15万円から20万円は維持費がかかります。それ以外の維持費としては年間で10万円前後がかかるでしょう。
 

借入金額を減らすことで返済額を抑えましょう

レクサスも電気自動車であれば購入費や維持費を抑えることが可能です。しかし、一般的な会社員がレクサスRZを購入し、維持していくには自動車ローンの返済額が大きな負担となりそうです。月額約7万円に加えて維持費も月に約1万円かかるので、平均的な年収の会社員では生活するのが厳しいかもしれません。
 
この場合は借入金額を少しでも減らすと効果的です。100万円を準備し、700万円の借入にすると月の返済額が6万2854円になります。月額で約 1万円も返済額が変わるので大きく負担を減らすことが可能です。
 
レクサスに乗ってみたいという人は借入金額を減らすために貯金をしてから購入することも検討してください。年収が平均よりも多い人や貯金が多い人はレクサスに乗ることも夢ではないかもしれません。
 

出典

LEXUS PACKAGE RZ
LEXUS 減税・補助金制度
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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