更新日: 2024.02.13 キャッシュレス

今年はお金を貯めたい! キャッシュレスが多いのですが、「貯まる財布」ならやはり「長財布」ですか?

今年はお金を貯めたい! キャッシュレスが多いのですが、「貯まる財布」ならやはり「長財布」ですか?
近年は国のキャッシュレス化推進に伴い、スマホ決済やクレカ決済などが浸透してきています。商品代金の支払いにキャッシュレス決済を活用すると、現金を持ち歩く必要がなくなるため大変便利です。なかには、スマホを財布代わりにしている人も少なくありません。
 
しかし、キャッシュレス化進行中の現代でも「ある程度の現金は持ち歩く」という人もいます。そこで本記事では、お金が貯まるという説がある「長財布」について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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フルキャッシュレスでも手持ちの現金は必要

手持ちのお金を気にせずに買い物ができたり、レジでの会計がもたつかずに済んだりするなどの理由で、キャッシュレス決済を選ぶ人が増えてきました。お金をやり取りしないため、衛生面でも安心できるでしょう。
 
総合研究開発機構の「キャッシュレス決済実態調査2023(速報)」によると、個人の消費支出におけるキャッシュレス決済の比率は70.6%にも及びます。
 
しかもキャッシュレスの割合は上がっており、支払時に利用したい手段では「クレジットカード」が最も多く41.1%でした。また、公正取引委員会の「クレジットカードの取引に関する実態調査報告書 令和4年」にあるクレジットカードの平均保有数2.1枚というデータにも注目です。
 
このように、身近な存在になったキャッシュレス決済ですが、現金を持たずに外出する人ばかりではありません。経済産業省の「消費者実態調査の分析結果」から、フルキャッシュレス層でも74%の人が現金を持ち歩いていることがうかがえます。
 
つまり、現金がなくても生活できると感じているのは少数派といっても過言ではありません。そのため、現金を入れる財布にこだわる人がいても不思議ではないでしょう。
 

長財布にするとお金が貯まる?

お金を貯めるには、「長財布」が適しているとの説があります。たしかに、お札を折らないで入れられたり、サイズが大きくゆったりとして入れやすかったりするなどは長財布のメリットです。お金持ちの人は長財布、しかも高級な長財布を使っているという話も聞いたことがあるでしょう。
 
もちろん、初めから長財布とはかぎりません。例えば、「二つ折りに曲がったらお札に申し訳ない」「お金を稼ぐようになってから買い替えた」など、長財布を持つまでの経緯は人それぞれです。
 
一方、長財布を持たなくてもお金持ちの人はいます。例えば、二つ折り財布はコンパクトで常に整理することが必要になるため、結果的に財布をすっきりと保つことに役立つ一面もあるのです。
 
お金が貯まりやすい条件は、財布の種類だけではありません。お金を長くとどめておくためには、「お金にとって居心地のよい空間を提供することが大事」だと肝に銘じておきましょう。
 

お金を貯めるには財布の種類ではなく自分で管理を!

お金を貯めるためには、使った金額を把握しておくことが重要です。キャッシュレス決済はお金の動きをイメージしにくいだけに、使い過ぎに注意しなければなりません。そのためには、財布からレシートを出して保管したり、月末などに集計したりすることはもちろん、無駄遣いがないかしっかりとチェックすることも大切です。
 

お金を貯めるには財布の種類以外にもこだわろう

財布を選ぶとき、長財布か二つ折り財布で迷うこともあるでしょう。長財布には、お札を折らないで入れられるなどメリットもありますが、お金持ちの人が持つイメージもあり、長財布にこだわる気持ちも納得できます。
 
しかし、財布の種類以上に大事なのは、財布やお金の扱いを丁寧にすることではないでしょうか。また、キャッシュレス決済は非常に便利ですが、現金よりも金銭感覚がつかみにくい一面があるため、計画的な出費を心掛けましょう。
 

出典

公益財団法人総合研究開発機構 キャッシュレス決済実態調査2023(速報)
公正取引委員会 クレジットカードの取引に関する実態調査報告書 令和4年4月
経済産業省 消費者実態調査の分析結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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