更新日: 2024.02.16 その他暮らし

【トラブル多発!】夜中にトイレが詰まり「料金1000円~」という業者に来てもらったところ、数十万円の請求…払うしかないのでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【トラブル多発!】夜中にトイレが詰まり「料金1000円~」という業者に来てもらったところ、数十万円の請求…払うしかないのでしょうか?
トイレの詰まりや蛇口からの水漏れなどの困った出来事が、日常生活のなかで発生することがあるでしょう。
 
自分では修理ができない場合は、レスキューサービス業者に依頼する方が多いかもしれません。
 
しかし、業者名や契約内容などをよく確認せずに契約をしてしまうと、最初に提示された金額よりも大幅に高額な費用を請求されるなどのトラブルに発展するおそれがあります。
 
今回は、国民生活センターなどに寄せられた「暮らしのレスキューサービスに関する相談」を基に、実際にあったトラブルをご紹介します。どのようなトラブルがあるのかを知っておくと、冷静に対応できて、トラブルに巻き込まれるリスクを軽減できるでしょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

「暮らしのレスキューサービス」に関する相談

ここでは、暮らしのレスキューサービスに関して、どのようなサービスを依頼した方からの相談が多かったのかをご紹介します。
 
内閣府大臣官房政府広報室「政府広報オンライン」によると、国民生活センターに寄せられたサービスごとの相談件数は、表1の通りです。
 
表1

サービス内容 相談件数
トイレ修理 9136
害虫害獣等の駆除 4521
鍵の修理・交換 4382
水漏れの修理 3620
冷暖房設備の修理 1873
ドア・ガラスの修理 1055
給湯器の修理 660

※内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン「水漏れ、解錠、トイレ修理…緊急時の駆け付けサービスのトラブルにご注意!」を基に筆者作成
 
トイレの修理を依頼した方からの相談が、最多となっています。
 
次いで、害虫害獣などの駆除を依頼した方からの相談が多かったことも分かりました。
 
具体的には、以下のようなトラブルが発生したようです。

・インターネット広告にはトイレ修理が「料金390円から」と記載されていたが、依頼をしたら、実際には55万円の請求をされた
 
・害獣駆除の無料見積もりを依頼したが、高額な契約を結ばされたうえに、作業内容もずさんだった
 
・「最も高額な作業でも8000円~」とサイトにあった業者に解錠作業を依頼したが、10万円の請求をされた

トラブルを防ぐにはどうしたらいいのか?

前述のようなトラブルを防ぐためには、信頼できる修理業者を事前に見つけておくことが重要といえます。
 
どこの業者に依頼するのかを決めておくと、日常生活で困った出来事が発生しても、冷静な対応ができるでしょう。
 
業者を探す際に、広告に記載された価格や契約内容をうのみにすることは危険かもしれません。
 
価格や契約内容は業者によって異なるため、複数の業者に見積もりをしてもらい、慎重に選定しましょう。
 
どうしても料金などに不安を感じる場合は、契約を断る勇気も必要です。
 
サービスの契約や解約に関して、業者とトラブルになった際は、近くの消費生活センターなどに相談することをおすすめします。
 

「暮らしのレスキューサービス」のトラブルにご注意を!

トイレが詰まったり、蛇口から水が漏れたりして、自分で対処できない場合はレスキューサービス業者に依頼をすれば安心です。
 
しかし、業者名や契約内容について、よく確認をせずに契約や見積もりの依頼をしてしまうと、高額な費用を請求されたり、強引に契約を結ばされたりするおそれがあります。
 
実際、暮らしのレスキューサービスとのトラブルに関して、消費生活センターなどに寄せられる相談は少なくありません。
 
トイレの修理などを業者に依頼する場合は、価格や契約内容をしっかり確認して、納得したうえで契約を結ぶことが大切です。
 

出典

内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン お金・消費のトラブル 水漏れ、解錠、トイレ修理…緊急時の駆け付けサービスのトラブルにご注意!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集