更新日: 2024.02.19 その他暮らし

【車の改造費用】子どもが車の購入を検討しています。「中古車を買って車高を下げたい」と言っていますが、どれぐらい「改造費用」がかかるのでしょうか。

【車の改造費用】子どもが車の購入を検討しています。「中古車を買って車高を下げたい」と言っていますが、どれぐらい「改造費用」がかかるのでしょうか。
車を購入して自分好みに改造してみたいと考える方は多いでしょう。改造の一つとして車高を下げる方法があります。ダウンサスや車高調を用いて行う改造ですが、どのくらいの工賃がかかるのか知らない方もいることでしょう。
 
本記事では、ダウンサスにかかる工賃の相場と取り付けのメリット・デメリットを紹介するとともに、同じく車高を下げる車高調の特徴と工賃相場を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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車高を下げるためのダウンサスとは

ダウンサスとは、車のパーツの一つでストロークの短いスプリングです。ショックアブソーバーと呼ばれるものにスプリングが巻き付いている特徴があります。サスペンションに付いているスプリングをダウンサスに交換するとスプリングの全長が短くなるため、手軽に車高を下げられます。
 

ダウンサス取り付け工賃の相場

ダウンサスの取り付け工賃は企業や店舗によって異なります。さまざまな店舗を見てみたところ、5000円~4万円あたりが相場価格であることが分かりました。
 

ダウンサスは車検に影響する?

ダウンサスが付いていること自体は、車検に影響を与えません。ただし、車高には注意が必要です。一般的な車は車高が15cmほどありますが、ダウンサスを取り付けた車は車高が低くなります。国土交通省によると、道路運送車両の保安基準第3条では、車のタイヤ以外の部分は地面から9cm以上離さなければならないと定められています。
 
そのため、車体に合わない短すぎるダウンサスを購入して、そのまま付けて地面からの距離が9cm未満になってしまうと、車検に通らなくなってしまうので注意しましょう。ダウンサスを購入する際は、自分の車にあった長さを選ぶことをおすすめします。
 

ダウンサスを取り付けるメリット

ダウンサスを取り付けて車高を下げると重心も下にいくため車が安定します。また、ダウンサス自体の価格が安いため、比較的リーズナブルに改造ができるといえるでしょう。
 

ダウンサスを取り付けるデメリット

一度ダウンサスを取り付けたら、新しいものに交換するまで車高調整はできません。スプリングが短いダウンサスを誤って購入してしまうと、もう一度交換が必要になってしまうため注意しましょう。また、スプリングが短くなるので、サスペンションが上下に動く範囲が狭まります。そのため、地面からの衝撃を吸収する能力が弱まり、硬い乗り心地になる可能性があります。
 

車高調でも車高を下げられる

ダウンサス以外にも車高を下げる方法として車高調があります。車高調とは、車高調整式サスペンションの略称です。名前のとおり、車高調を取り付けると車高の調整ができるようになります。また、車高調を取り付けると、減衰力と呼ばれるサスペンションの動作を制限する力を調整できます。減衰力を調整すると乗り心地やハンドリングを自分好みに変えることが可能です。
 

車高調取り付け工賃の相場

車高調の取り付け工賃も企業や店舗によって異なります。およそ2万円~5万円が相場といえるでしょう。
 

車高を下げるならダウンサスか車高調

車の車高を下げる調整にはダウンサスもしくは車高調を利用します。ダウンサスは手軽に車高を変えられるパーツですが、一度取り付けると別のダウンサスを取り付けるまで車高は変えられません。その分パーツが安価なため、手軽に車高を下げられます。車高調は一度取り付けると、その後は自由に車高の調整が可能です。
 
ダウンサスはサイズを間違えてしまうと再度取り換える必要が出てきますが、車高調であれば調整できるため、取り換えの心配がありません。どちらも取り付け工賃は数万円ほどかかるため、自分にあった方法で取り付けを行いましょう。
 

出典

国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2003.09.26】〈第二節〉第85条(最低地上高)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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