更新日: 2024.02.29 その他暮らし

「テレビを消している」にもかかわらず、暗い部屋で見ると若干画面が「明るく」見えます。「待機電力」が発生しているのでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「テレビを消している」にもかかわらず、暗い部屋で見ると若干画面が「明るく」見えます。「待機電力」が発生しているのでしょうか?
「テレビをつけていないけれど、なんとなく明るい気がする、待機電力がかかっているのだろうか?」「電気代を少しでも安くしたいので、対策があれば知りたい」このような疑問や要望のある人は多いでしょう。
 
そこで今回は、テレビの待機電力について紹介しつつ、テレビをはじめ、ほかの家電における電気代を節約する方法について紹介していきます。
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テレビをつけていなくても待機電力はかかっている

結論として、テレビをつけていなくても、待機電力はかかっています。リモコンで電源を切る、いわゆる「リモコン待ち」の状態でも、テレビは電力を消費しています。主電源を消さなければ、電気代がかかってしまうのです。待機時でも、多くのテレビが0.1~0.3ワットを消費しています。
 
よって、こまめに主電源を切る習慣をつけましょう。また旅行や出張など、しばらく家を空ける、またはテレビをつけない間は、プラグを抜くことで電気代を節約できます。
 

テレビの電気代を安くする方法

テレビの電気代を安くするための対策は、主電源を切ることだけではありません。下記の2つの対策も実行して、可能な限り電気代を節約しましょう。
 

明るさを調節する

明るさを調節することで、ストレスフリーに電気代を節約できます。経済産業省資源エネルギー庁によると、32V型の液晶テレビの画面の輝度を「最大」から「中間」にした場合、年間で約840円の節約になります。
 
また、画面が暗く見える理由は、ホコリかもしれません。テレビは静電気によってホコリを寄せ付けやすいので、こまめに掃除することで、より快適にテレビ鑑賞を楽しめるでしょう。
 

省エネモードを活用する

省エネモードを活用することも、テレビの電気代を抑えるうえで有効な対策です。部屋の明るさに合わせて画面の明るさを調節する機能はもちろん、一定時間信号がないとか、一定時間操作をしないと、自動的に電源を切る機能などを活用しましょう。
 

テレビ以外にもできる省エネ対策

テレビ以外にも、私たちが日々の生活で活用する家電の中には、省エネ対策ができるものの一つにエアコンがあります。例えば外気温度が31度の場合に、エアコン(2.2キロワット)の冷房設定温度を27度から28度に変更するだけで、1年間で約940円の節約になるようです。
 
そのほかにも、冷蔵庫に物を詰め込んだ場合と、中の物を半分の量にした場合では、年間で約1360円の節約になるようです。
 
給湯器においては、特に「入浴の間隔を空けない」だけで大幅な節約が期待できそうです。「追いだき」には大量のガスを必要としますので、2時間の放置により湯温が4.5度低下した200リットルの湯を、1日に1回追いだきすることを控えると、年間約6190円の節約になります。
 
このように、テレビ以外にも心がけ一つで節約や省エネができる家電は多いのです。
 

心がけ一つで節約は可能

私たちの生活には、テレビの待機電力をはじめとして、さまざまな節約できる余地が残されています。電源を切るとか、長期間使わない家電のプラグは抜くなど、簡単にできる節電対策はたくさんあります。
 
ただし、省エネや節約を気にしすぎて、ストレスをためてしまうこともよくありませんので、ストレスフリーにできる範囲で節約していきましょう。
 

出典

パナソニック株式会社 よくあるご質問 テレビの待機電力は?
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ対策
 テレビ

 エアコン
 冷蔵庫
 風呂給湯器
 
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