映画館の予約席に「見知らぬ人」が座ってる! 席が空いてるからってそんなのアリ!? 自分で声をかける? 映画館のスタッフに相談すべき?

配信日: 2024.02.29

この記事は約 4 分で読めます。
映画館の予約席に「見知らぬ人」が座ってる! 席が空いてるからってそんなのアリ!? 自分で声をかける? 映画館のスタッフに相談すべき?
新幹線や特急列車、スポーツ観戦時などの座席トラブルは誰もが避けたいものです。しかし席に到着したらすでに自分が予約した席に他人が座っていて、どのように対応すれば良いのかと悩んでしまったという経験がある人もいるのではないでしょうか。重要なのは、そのような状況でも冷静に対応することです。
 
この記事では映画館でのケースを例に挙げて、予約した座席に他人が座っていた際の段階的な対応を確認しながら、トラブルを避ける方法も紹介していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

映画館の座席予約でのトラブル

映画館で席を確保する際、オンライン予約と直接映画館での予約の2通りの方法があります。オンラインで予約する場合は、購入済みのチケット番号やセキュリティコードを用いて、該当する映画館のウェブサイトから席を選択します。このプロセスを完了すると、予約確認のための番号が発行され、映画館でこの番号を使用してチケットを受け取ります。
 
一方、映画館で直接予約する場合は、カウンターまたは自動販売機を利用して席を選びます。この際、オンライン購入したチケットの情報や、購入時に送られてくるQRコードの提示が求められます。
オンライン予約や自動販売機の場合、上映日を間違えてしまい、当日分のつもりで翌日分を購入してしまうといったこともあるようです。そうなると、同じ席番号の予約を持つ人が出てきてしまい、今回のようなトラブルになることがあります。
 
また筆者の実体験では、上映ギリギリに到着したところ、自身の予約席に人が座っていたことがありました。声をかけると席を立ったので、おそらく「あの空いている席は、自分が予約した席よりもゆっくり鑑賞できそう」という理由で座っていたのだと考えられます。
 

標準的な対処プロセス

映画館で自分の予約した座席に他人が座っている場面に遭遇したときには、冷静に対応することが重要です。次のステップで対処しましょう。
 

・自分の座席であることを伝える

座席の予約が記載されたチケットやスマートフォンの画面を提示しながら、席を移動してもらえるよう頼んでみましょう。映画館の座席表示はわかりにくいこともあり、自分が予約した座席と勘違いしている可能性があります。それがわかれば、快く移動してくれるはずです。
 

・映画館のスタッフに相談する

座席の予約番号などを示しても、相手が移動に応じない場合、映画館のスタッフに介入してもらうことになります。スタッフはチケットの購入情報をもとに、移動の指示など適切な対応をするはずです。もし、この過程で映画の上映が始まってしまい、適切な時間に鑑賞を開始できなかったときには、映画館に対して返金や上映回の変更など対応を求めましょう。
 

・さらなる対応について

以上のような対応で解決しないときには、法的な手段をとることもできます。ただし、このようなケースでは損害額より手続き費用のほうが高くなるため、一般的ではありません。どうしても納得がいかなければ、地方公共団体が設置する消費生活センターなどの窓口に相談してみる方法もあります。
 

予約席を確保するための効果的ないくつかの対策

予約済みの席を見知らぬ人に取られてしまわないためには、以下のような対策が効果的だと考えられます。
 

・早めに現地に到着し、座席を確保する

座席を予約した後は、上映開始時間よりも少し早めに映画館に到着することが重要です。早めに席につくことで、他人が間違えて座るリスクを減らすことができます。また、席に早くつくことで、もしトラブルが発生した場合にも、映画館スタッフに連絡する時間的な余裕が生まれるため、対処しやすくなります。
 

・座席を確保したら空席ではないことを主張する

座席に個人的なアイテムを置くことです。上映前に席に着いたら、コートやバッグなどの個人的なアイテムを席に置いておくことで、「この席は既に誰かによって占められている」というサインになります。ただし、盗難のリスクがあるため、貴重品は避けましょう。
 

・連続した座席を複数予約しておく

友人や家族と一緒に映画を見る場合は、グループで席を取るとよいでしょう。グループで隣同士の席を予約すると、席を間違えて座る人が出にくくなります。また、グループで座っていると、他人が間違って座ることへの心理的な抑止力にもなります。
 

早めに座席を確保する方法がオススメ

映画館での鑑賞を快適なものにするには、問題があったときの対応手順をあらかじめ決めておくとよいでしょう。まずは問題となっている人物に直接話をし、それが解決に至らない場合は、映画館のスタッフに相談してください。また、このような煩わしい状況にならないよう、見知らぬ人が自分の予約席に座ってしまう前に、自分が確保してしまうのが得策です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集