更新日: 2024.03.06 その他暮らし

【鍵交換に2万円!?】賃貸物件に入居したいのですが「鍵交換費用2万円」って高すぎないですか?「初期費用」として払わないといけないのでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

【鍵交換に2万円!?】賃貸物件に入居したいのですが「鍵交換費用2万円」って高すぎないですか?「初期費用」として払わないといけないのでしょうか?
賃貸物件への引っ越しでは、敷金・礼金・仲介手数料など初期費用が発生します。その中には「鍵交換費用」もあり、2万円またはそれ以上の費用が発生することもあるようです。
 
できれば初期費用はおさえて引っ越しをしたいため「鍵交換に2万円って高すぎない?」と考える方もいらっしゃるでしょう。
 
そこで今回は、賃貸物件の鍵交換は誰が負担すべきなのかについて調べてみました。鍵交換費用の目安もご紹介しますので、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

賃貸物件へ入居する際の鍵交換は誰がする?

賃貸物件への引っ越しが決まると、初期費用として「鍵交換費用」が含まれているケースがあります。防犯の観点からも、入居時には鍵交換がすすめられていますが、誰が費用を負担するのかでトラブルに発展することもあるようです。
 
そこで国土交通省では「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の中で、鍵交換について以下のように記述しています。


鍵の取替え(破損・鍵紛失のない場合

(考え方)入居者の入れ替わりによる物件管理上の問題であり、賃貸人の負担とすることが妥当と考えられる。

※出典:国土交通省住宅局「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」

しかしこれはあくまでガイドラインであって、鍵交換の費用負担について法律で定められているわけではありません。そのため、賃貸物件に入居する際の鍵交換については、初期費用に含めて借り主に負担してもらうようにしているケースが一般的です。
 
入居時の鍵交換費用でトラブルにならないために、契約前に条件を確認しておくことは大切です。鍵交換についての記述がなかったり、費用が高すぎると感じられたりする場合は、大家さんや管理会社に相談・交渉してみるのもいいでしょう。
 

鍵交換の注意点と費用の相場

入居時だけでなく、入居後にも「鍵を破損した」「鍵を失くしてしまった」など、鍵交換が必要となるケースがあります。借り主に落ち度がある場合は、自己負担で鍵交換をすることになります。
 
入居後に、防犯性の高い鍵や、おしゃれな鍵に交換したいと考える方もいらっしゃるでしょう。その場合も借り主の都合のため、鍵交換にかかる費用は自己負担となります。
 
賃貸住宅では、借り主が勝手に鍵交換をしてしまうとトラブルになる可能性が高いため注意が必要です。何らかの理由で鍵交換が必要な場合は、必ず貸主に連絡をして相談するようにしましょう。
 
玄関の鍵は、種類によって価格が異なります。種類別の交換費用の相場は以下の通りです。


・刻みキー:1万6500円~
・ディンプルキー:2万7500円~
・電子錠:5万5500円~

※上記の金額はあくまでも相場価格であり、実際の金額は業者によって異なります。

相場を事前に知っておくことで、自己負担で鍵交換をする際や、賃貸物件の契約をする際に、費用の目安を確認できて安心です。
 

賃貸物件の鍵交換費用については事前に確認しておこう

賃貸物件へ引っ越す際は、防犯の観点からも入居時の鍵交換がすすめられています。
 
鍵交換にかかる費用については、ガイドラインで「賃貸人(貸主)の負担とすることが妥当」とありますが、現状は「初期費用」に含まれていることが多く、借り主の負担となることが一般的です。
 
鍵交換のトラブルを避けるために、契約書の確認や鍵交換についての話し合いをしておくといいでしょう。「費用負担が大きすぎる」と感じられる場合は、契約をする前に減額などの交渉ができるかもしれません。
 

出典

国土交通省住宅局 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン(21ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集