更新日: 2024.04.08 その他暮らし

急ぎで「ハガキ」を出さないといけないのに「500円切手」しかない…!差額は返ってきますか?

急ぎで「ハガキ」を出さないといけないのに「500円切手」しかない…!差額は返ってきますか?
ハガキを送る際「持っている切手が500円切手しかなく、買いに行く暇がなかったのでそのまま500円切手を貼って送った」というような経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
 
実際に必要な切手代との差額が大きい程、切手代を余計に払ってしまったともったいなく感じる方も多いでしょう。送ってしまったものは戻ってこないと、諦めるしかないのでしょうか。
 
今回は、実際に必要な金額よりも高い切手を貼ってハガキを送った場合、差額は返って来ないのか調査した結果をご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

必要な金額よりも100円以上高い切手を貼って送った場合、過払い額は戻って来る

結論からいえば、実際に必要な金額よりも100円以上高い切手を貼ってハガキを送った場合は、過払い額は戻ってきます。
 
日本郵便株式会社によると、2021年6月1日以前は、過払い額が1000円以上でないと返還してもらえませんでしたが、2021年6月1日以降は返還の条件が100円以上に引き下げられました。
 
よって、現在は過払い額が100円以上であれば、返還されるということです。
 
ハガキの郵送に必要な料金は、通常ハガキで1通63円、往復ハガキで1通126円です。500円の切手を貼った場合、過払い額は通常ハガキで437円、往復ハガキで374円になります。100円以上になるため、これらの過払い額は返還してもらえるということです。
 

過払い額を返還してもらうにはどうしたらいいの?

ハガキの切手代の過払い額を返還してもらうには、自身で郵便局に返還の請求をする必要があります。
 
返還は現金ではなく、切手かハガキで返還されることになっているため、注意しましょう。
 
ちなみにこれは国際郵便物でも同様で、海外にハガキを送った場合でも、過払い額が100円以上の場合は過払い額を返還してもらえます。国際郵便の場合は、切手・ハガキ・国際郵便ハガキ・航空書簡で返還してもらえます。国際郵便の場合でも現金では返還されませんので注意が必要です。
 
いずれの場合でも、過払い額は自動で戻ってくることはなく、自身で請求しなければなりません。
 
手持ちの切手が500円切手しかなく、仕方なくそのままハガキに貼って送ってしまったという場合は、諦めず郵便局に過払い額の返還請求をしましょう。
 

切手代の過払い額は100円以上であれば、請求すれば戻って来る

実際に必要な切手代よりも高額な切手を貼ってハガキを送ってしまった場合、郵便局に返還の請求を行えば過払い額は戻ってきます。
 
送ってしまったものは戻ってこないだろうと諦めていた方にとっては、うれしい情報ではないでしょうか。
 
もしも実際に必要な切手代よりも高額な切手を貼って送ってしまった場合は、忘れないうちに早めに請求しましょう。
 
また、返還は現金ではなく過払い額相当の切手かハガキで返還されるという点は認識しておかなければなりません。
 
今まで過払いの切手代は戻って来ないと思って諦めてしまっていた方は、この記事を参考に郵便局に返還請求を行ってみてください。
 

出典

日本郵便株式会社
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集